テヘラン旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

テヘランについて

テヘラン(Tehran) はイランの首都で、テヘラン州の州都である。イラン高原の北西部に位置し、標高は1200 mほどである。アルボルズ山脈が北部にそびえ、中央砂漠が南に広がる。数多くの博物館や美術館、宮殿、文化センターや高等教育機関があり、イランの文化的中心地である。また、宗教的にもモスクやキリスト教教会、ユダヤ教のシナゴーグが各所にあり、国内の中心地となっている。テヘランには、国内産業の半分以上の基盤がおかれており、自動車製造、電子機器・部品製造、武器製造、繊維、砂糖、セメント、化学などが主なものである。カーペット、家具の製造も活発である。

テヘランの基本情報

通貨: イラン・リヤル (IRR)
人口: 11,050,000人
言語: ペルシア語
民族: ペルシア人、アゼルバイジャン人、アルメニア人、ユダヤ人など。
行政区画: テヘラン市は、1～22の区に分けられている。それぞれの区役所が行政を行うが、区長は中央より任命される。

面積: 686平方キロメートル
位置: 北緯35度40分、東経51度25分。北部にはアルボルズ山脈、南部には中央砂漠がある。
気候: テヘランの気候は、内陸性気候であり、年間を通して乾燥している。特徴として寒暖の差が大きいことが挙げられる。夏季は、乾燥していて暑く、最高気温が40度以上になることもある。また冬季の最低気温極値は-20度にもなり寒い。幾度か積雪もあり、付近の山々にはスキー場がある。年間平均降雨量は約200mmと少なく、そのほとんどは冬季(12月～3月)に降る。
時差: 日本との時差は-5時間30分

テヘランの旅行情報

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テヘランの空の玄関口

テヘランの空の玄関口は2004年に完成した「エマーム・ホメイニー国際空港」である。市の南西30kmに位置し、ほとんどの国際線が発着する。現在新たなターミナルを建設中であるが、完成については発表されていない。以前国際線が発着していた市の西部にある「メヘラーバード国際空港」から、2007年にほとんどの国際線が移転した。以前は日本航空が就航していたが、移転に伴い撤退。現在テヘランへの直行便は無く、イラン航空で北京経由(週1便)で行く他、他航空を利用して、ドバイ、ドーハ、クアラルンプール、イスタンブール、モスクワなどを経由して行くことになる。テヘラン市内までは空港からタクシーで約40分かかる（us$20程度）。

テヘランの観光スポット

宝石博物館
イラン国立銀行の地下にある。パーレビ王朝(イラン革命前)の所有していた宝飾類が展示されている。開館は日・火・土曜(14：00～16：00)。

イラン考古学博物館
世界に誇る考古学博物館である。紀元前500年前～近代までの考古学的な美術品が展示されている。開館は月・水～土曜(9：00～12：30、13：30～18：00)。

サーダバード宮殿
かつてパーレビ王家の夏の離宮であった。多くの宮殿が広大な敷地にあり、博物館としてその中のいくつかが使用されている。開館は日～金曜(8：00～18：00)。

ゴレスターン宮殿
かつてガジャール朝の王宮であった。　美しいペルシャ庭園が有名であり、「バラの園」と呼ばている。開館は月～水・土・日曜(9：00～15：00)。

カーペット博物館
15世紀以来の国内各地のカーペットの名品を多数収集、展示されている。開館は火～日曜(9：00～13：00、16：00～18：00)。

アブギネ博物館
紀元前～近代までのガラス・陶磁器が数多く展示されている。開館は火～日曜(9：00～17：00)。

バザール
中東で最大を誇るバザールである。　迷宮のように通路が入り組んでいる。木曜の午後と・金曜は閉まっている。

その他、テヘランの観光スポット
エマームホメイニ聖廟、アザディ・タワー。

テヘランのグルメ

イラン料理の主食はナンである。スパイスをふんだんに取り入れたり、アーモンドなどのナッツ類や干しぶどうを使った料理が多い。野菜や果物を多く食べる。代表的な料理は「ケバブ」や、低温でじっくりと調理された「チェロ」、「ポロ」、「ホレシュ」、「アーブグーシュト」など食材本来の味と香りが引き出されたものの多い。テヘランでは、伝統的なイラン料理のレストランの他、各国の料理を楽しむことができ、日本料理のレストランもある。法律でアルコールが禁止されているため、レストランでもソフトドリンクやノンアルコールビールしか飲めない。