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ワシントンD.C.


アメリカ「ESTA」について

ワシントンD.C.について

ワシントンD.C.(Washington, D.C.)は、アメリカ合衆国の首都であり、ホワイトハウス、連邦議会議事堂、連邦最高裁判所といった行政機関が集まっている。
ワシントンD.C.は、政治の町とかたいイメージが付きまとうが、実際行ってみると、全米各地から訪れる老若男女で賑わっている事に驚かされる。全米50州のどこにも属さない特別な町だけに、様々な顔がある。多くの人たちが歴史や政治の一幕を彩った足跡が残され、全米有数の規模を誇るコンベンションセンターではさまざまなコンベンションが1年中開催され、世界最大のミュージアムコンプレックス、スミソニアン協会の本拠地である。
ワシントンには、大リーグ、アメリカンフットボール、バスケット、アイスホッケー、そしてサッカーとメジャー・プロスポーツチームがあり、毎日のように熱い戦いが繰り広げられている。日本からワシントンまでの直行便は、成田から全日空、ユナイテッド航空が、ワシントン・ダレス国際空港まで毎日運航している。約13時間の所要。

ワシントンD.C.の基本情報

通貨

USドル(USD)

人口

DCのみ約52万人。DC首都圏全体約542万人。

言語

英語

民族

白人、アフリカ系、アメリカ先住民、アジア系など。

行政区画

ワシントン特別行政区(Washington,District of Columbia)

面積

約177平方キロメートル

位置

北緯38度53分42.4秒、西経77度02分12秒

気候

ワシントンの気候は、温暖湿潤気候に属し、四季がある。日本に比べ、春秋の期間が短く、夏冬の期間が長い。夏は高温、多湿で激しい雷雨が頻繁に発生し、竜巻が起こる事もある。冬は低温が続き、降雪量も多い。2~3年に一度猛吹雪になる年がある。春は桜、秋は紅葉が美しく、観光に最適。

時差

日本とワシントンDCの時差は、マイナス14時間。日本の方が14時間進んでいる。 サマータイム時は、マイナス13時間。

ワシントンD.C.の旅行情報

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ワシントンD.C.の空の玄関口

ワシントンを囲む二つの州に3つの空港がある。ワシントンダレス空港(Washington Dulles International Airport)は、DCの西43Kmのバージニア州にあり、世界約120都市を結ぶ全米有数の大空港だ。日本からの直行便もこの空港に発着している。
メインターミナルと4つのコンコースからなる。ダレス空港からDCへの移動は、シャトルバス、市バス、タクシーがある。約50~90分の所要。
ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港(Ronald Reagan Washington National Airport)は、DCに最も近い空港。地下鉄のエアポート駅と空港ターミナルが直結しているのでDCに出るのに便利。シャトルバスや、タクシーでも行けるが、エレベーターなどの設備も整い、所要が20分と地下鉄がおススメだ。
ボルチモア・ワシントン国際空港(Baltimore Washington International Airport)は、DCの北東52Kmのメリーランド州ボルチモアに位置する国際空港。
DCへの交通は、シャトルバス、鉄道(アムトラック)、タクシーがある。アムトラック利用の場合は、空港から駅まで無料シャトルバスが出ており、空港駅からDCのユニオン駅まで約30~40分の所要。バス、タクシーは約50~90分の所要。

ワシントンD.C.の観光スポット

ワシントンDCは見どころが多いが、とにかく広い。観光の中心となるモールは、東は国会議事堂から、西はリンカーン記念館まで、約4kmにわたる広大な緑地帯だ。中央にある初代大統領を記念した、高さ全米一で169.2メートルの石造りの塔がワシントン記念塔だ。塔の上には展望階があり、東西南北にある窓からワシントンを眺望できる。
ワシントン記念塔の西側に、大統領や戦争のモニュメントが点在し、東側にはスミソニアン協会のミュージアムが集中している。モールの北側には、200年の歴史がある、アメリカ合衆国大統領の官邸「ホワイトハウス」があり、東端には白亜のドームをいただく国会議事堂がある。ドーム最上部にはブロンズ製の自由の女神が据えられている。
モールは日中だけではなく、夜も素晴らしい。国会議事堂、ワシントン記念塔、リンカーン記念館のモニュメントがそれぞれライトアップされ闇夜に浮かび上がり、幻想的で美しい。

ワシントンD.C.のグルメ

ワシントンDCには世界各国の大使館がある為、世界中の料理が楽しめる町である。珍しいもので、レバノン料理や、エチオピア料理のレストランもある。アダムス・モーガン地区には、エスニック料理店が集中し、料金も安い。
また、ワシントンDC近郊のチェサピーク湾から陸揚げされる魚介類が新鮮でおいしく、カニが有名だ。脱皮したての甲らが柔らかいカニをフライにした「ソフト・シェル・クラブ」や、肉厚のカニの身がはいったカニのハンバーグ「クラブケーキ」など、日本ではなかなか味わえない名物料理がある。

ワシントンD.C.の歴史

かつてワシントンDCは、ポトマック川とアナコスチア川が合流する湿原地帯で、先住インディアンが わずかながら住んでいる土地であった。1789年、ジョージ・ワシントンを初代大統領とする連邦政府が誕生すると、国務長官にトーマス・ジェファーソン、財務長官にアレキサンダー・ハミルトンと2人の有能な人材を両翼に据えた。ハミルトンは、独立戦争のために借りた連邦政府と各州(植民地)の借金を返済する為に「国債」を発行した。また、新政府の為の特別行政地区を、南側に譲る見返りとして、政府に戦費負債返済の肩代わりの案をのんでもらう、という政治的取引をジェファソンとの間で交わした結果、特別地区はポトマック河岸に置かれることになった。

ワシントンD.C.の交通

ワシントンD.C.は、全米でもロサンゼルスに次ぐひどい渋滞で知られており、車社会の米国において、公共の交通機関を利用して通勤している人の割合が多い都市である。地下鉄(メトロレール)は、ニューヨークに次ぎ、全米で2番目に繁忙な地下鉄を言われている。なお、主要都市間の移動は航空機が圧倒的で、鉄道はほとんど利用されないこの国において、ワシントンD.C.のユニオン駅には、ボストン~ニューヨーク~フィラデルフィア~ワシントンD.C.を結ぶ高速列車、アセラ・エクスプレス(Acela Express)が発着している。この特急は、フランスのTGVの技術をベースに、アムトラック(Amtrak)が運行するもので、ニューヨーク~ワシントンD.C.間は、最高時速215キロ、最速2時間47分で結んでおり、搭乗までに時間がかかる航空機と比べ、都市の中心部どうしを結ぶ移動手段として便利である。日本人の観光客にも人気がある。

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