チェンライ旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

チェンライについて

チェンライはチェンマイから北へ約180kmの場所に位置しており、ラオスやミャンマーの国境に接しており、いわゆる「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれる地域にある。バンコクからは飛行機、又は長距離バスで行くことができる。
13世紀にタイ北部で栄えたラーンナー・タイ王国の首都であった。現在でもタイ最北の県都としての役割を担っている。バンコクなどの大都市に比べても、より民族色が豊かで、静かな佇まいの中に寺院や美しい庭園などが点在しており、ゆっくりとした時間を感じることができる。
タイ北部の観光の拠点になっているが、町のサイズも手ごろで、のんびりと滞在するのにお勧めの場所。最近では、周辺の自然を楽しむネイチャートレッキングなどでも人気を集めている。チェンマイ、ランバーン、パヤオの各県とも接している。

チェンライの基本情報

通貨: バーツ（Ｂ）
人口: 約112万人
言語: タイ語
民族: タイ族が大半を占める

面積: 11,678.4 km2
位置: 北緯19度57分東経99度52分
気候: モンスーンの影響によって、雨季と乾季にきっぱりと分かれており、１１月から翌年の３月くらいまでは、暑く無く過ごし易い気温が続く。
時差: マイナス2時間（日本よりも2時間遅れている）

チェンライの旅行情報

チェンライ旅行の見どころや文化など、旅行情報はこちら！

チェンライの歴史的遺産

13世紀、ランナー・タイ王朝の都として栄えた歴史ある街チェンライには、その当時の栄華を偲ばせる遺跡が多く残り、北部文化の歴史を探索することができる。「ワット・プラケオ」は、チェンライでも地元の人も頻繁に訪れて最も崇められているお寺の一つである。

バンコクのワット・プラケオにあるエメラルド仏も、以前にこのお寺で発見された。今でも信者によって寄進された新しいエメラルド仏が鎮座している。「ワット・プラタート・ドイ・トゥン」は、標高2000mのドイ・トゥンの山頂にあり、美しい花を携えた敬虔な仏教徒の姿が途絶えることがない。

「ワット・プラ・シン」は、14世紀に創建されたと伝えられている伝統ある寺院で、北部タイの様式で建てられた建物の屋根の曲線美が特徴的だ。どの寺院もチェンライ観光には欠かせない見どころである。

チェンライの街

チャンライを訪れる観光客が先ず目印にするのは、南北に走るメインストリートのパオンヨーティン通りと、東西に走るバンパプラカン通りが交わる時計台の周辺エリアだろう。その南側にはバスターミナルがあり、すぐ横はナイトバザールで賑わいを見せる。ナイトバザールは毎晩行われているが、小規模ながらも織物、ポーチ、飾り物など山岳民族の製品など色どり鮮やかに並べられている。特設ステージのタイダンスショーも人気がある。

その周辺には、「ワット・プラケオ」や「ワット・プラ・シン」も徒歩圏内にあり、観光スポットの中心地だ。時計台の北側に行くと、いつも地元の人たちを中心に賑わっている大きな市場があり、夜には屋台目当ての人出が多くなり街は活気づく。街の東側には、「メンラーイ王像（ポー・クン・メンラーン）」が建てられており、広く国民に慕われている証明として像の周辺には、常に多くの献花で囲まれている。

チェンライ周辺での日帰りツアーとトレッキング

チェンライ周辺の国境の町メーサーイやチェンコーンなど、小さいながらも魅力的な町が点在している。チェンライからは、日帰りツアーも出ており片道1～2時間で到着できる。国境にほど近い北部地方には、21部族以上もの山岳民族が暮らしているといわれ、それぞれが独自の文化や言語、宗教、民族衣装を持つ。

山岳少数民族を訪ねるホームステイや乗馬トレッキングなど個性あるツアーを楽しむことができる。その中でも、標高700mに位置するカレン族の村で象使いと一緒に象に乗り、3つの山に分け入ったり、川を渡って移動しながら大自然に触れる「日帰りエレファント。トレッキングツアー」などが人気が高い。その他にも、コック川のボート遊覧や、ラオスとの国境にあるプー・チー・ファーの日の出ツアー、プーサン滝、メオ族村を巡るツアーなど意外にも多彩なツアーがある。

チェンライの交通

チェンライまではバンコクのスワンナプーム空港とドン・ムアン空港からタイ国際航空が運航している。所要時間は片道約1時間20分で、日本からは同日の乗継も可能。空港からは、到着ロビーにあるカウンターで空港タクシーを申し込むと便利に街まで移動できる。

チャンライの街では、サムロー、トゥクトゥク、ソンテオがあり、ソンテオは路線運行している。バンコクとチェンマイからは、チェンライまでの長距離バスも運行しており、バンコク北バスターミナルからは所要13時間、チェンマイのアーケードバスターミナルからは所要3～3時間30分で結んでいる。

国境の町チェンセーンにはバスで約1時間30分、タイ最北の街メーサイにも約1時間30分のバスの旅である。メーサイは、ミャンマーと唯一陸路で結ばれた場所で小さいながらも人々の往来が多く活気に満ちている。