クラビ旅行ガイド

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クラビについて

クラビはタイの南西に位置し、アンダマン海側にある、タイを代表する旅行先の一つである。陸からのアクセスが容易でなく、隔絶された場所にあるため、手つかずの自然がたっぷりと残されている。クラビは、美しいビーチや海だけでなく、考古学的にも貴重な壁画のある洞窟探検やロッククライミングなどのアクティビティにも恵まれた人気のリゾート地である。

クラビの基本情報

通貨: バーツ（BAHT)
人口: 33.6万人
言語: タイ語
民族: タイ民族

面積: 4,708平方キロメートル
位置: クラビはバンコクから南に約900Km、北緯7度30分と8度30分との間、西緯98度30分と99度30分の間に位置する。タイ南部のプーケットより東へ車で約3時間、バンコクからはエアで1時間20分、夜行バスで12時間。北はパンガーとソングクラー県、南はトラン県とアンダマン海、東はトランとナコンシタマラット県、西はパンガー県とアンダマン海に接している。
気候: クラビにおける気候は、熱帯モンスーン気候である。乾季の11月から4月のハイシーズン、雨季の5月から10月のローシーズンの2期に分かれる。乾季には、ほとんど雨が降らず、毎日晴天が続き、海も美しい。雨季は、雨がたくさん降るが１日中雨が降る事は珍しい。夕方、夜にスコールが降り、1～2時間で止む事が多い。
時差

クラビの旅行情報

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クラビの空の玄関口

クラビへは、日本から、まずバンコクまで行き、バンコクより1時間20分かけてクラビ空港まで行くルートが一般的である。クラビとバンコク間はタイ国際航空またはPBエアーが運航しており、クラビとプーケット間はエアーアンダマン航空が運航している。クラビ空港は開設してから2年程度しか経っておらず、とてもローカルな雰囲気をもつ空港である。クラビ空港から、クラビタウンまでは約15kmあるので、乗り合いタクシーや、ミニバス、レンタカーなどで移動する。また、乗り合いタクシーの停留所はないので、手を上げて合図し、降りる時は車のボディをたたいて合図する。

クラビの観光スポット

クラビの海には130ほどの島々が点在している為、アイランドホッピングでシュノーケリングを満喫でき、未知の自然の魅力が多いアンダマン海に接する西海岸には白い砂浜、魅力的なコーラルリーフ、青々と茂る森、面白い古代の遺跡が描かれた洞窟や滝などと、数々の観光スポットがる。

・アオナンビーチ
アオナンビーチはクラビの中で最も有名なビーチで、その他のビーチや島々への出発拠点となっている。クラビタウンからは車で30分、空港からは40分。ビーチに並行する道路にはバンガローやレストランが点在している。貝殻が砕けたビーチなので白くはなく少し黄色い目だが、海中は泥の混ざった砂地で石はなく泳ぎやすい深さである。

・タイガー寺院
タイガー寺院とは、クラビタウンから北へ約10ｋｍの位置にあり、切り立った絶壁の洞窟を利用した寺院である。1970年代まで虎が住んでいたのでタイガー寺院という名前が付けられた。敷地内は広く、遊歩道や1272段の石段があり、頂上には仏足石がある。また、頂上からはクラビの街を見渡せる。

・クロントム天然露天風呂
クロントム天然露天風呂はクラビタウンから車で1時間ほど行ったクロントム地域にある温泉である。水質38度ほどの天然温泉が森の中の滝や川に涌き出ている。自然の岩で囲まれた湯船は、怪我の治療に効果的な硫黄を含んでいるため、観光客、地元の人たち共に人気の場所となっている。

クラビのグルメ

クラビタウンにはKFC、ビザなどのファーストフードはもちろん、レストラン・食堂・屋台が沢山ある。他のビーチにもシーフードやレストランが点在している。クラビのグルメはマレーシアの影響を受けている料理で味付けはかなりマレー料理に近い。また、ローカルタイ・イサーン料理・南部料理など、タイ料理だけではなくイタリアン・北欧料理など世界味覚も楽しめる。観光客にはタイ南部の伝統料理や新鮮なシーフード料理が人気である。

クラビの歴史

クラビはナコーンシータンマラート王国が出来た当時、その領土の一部であった。1872年には、クラビー川流域に市街地が、ラーマ5世の命で建設された。現在ではこの市街地は旧市場と呼ばれている。その後は商港、漁港を求めて市街地が南下し、クラビー川で囲まれた半島部全体が市街地となった。しかしクラビ市内自体は海でなく、川に面しているため、大規模な貿易港はできなかった。

インド洋から太平洋に行く輸送船はマラッカ海峡を通ると長い時間を要する。その為、タイ政府はタイ領土のマレー半島部分に貨物輸送用の港と、高速道路を用意して、輸送時間を短縮し、地元経済も振興させようと計画した。クラビもこの計画地であるため、どんどん開発が進んでいる。