タイのビザ
日本国籍保有者は、観光目的の1ヶ月以内の滞在であれば事前に取得する必要はない。また、出国の証明(予約済航空券)と1人10,000バーツ、1家族の場合20,000バーツ以上の現金の所持が必要となる。滞在が1ヶ月を超えた場合、査証を取得する必要がある。
タイへのアクセス
タイの中(バンコクを除く)で主に使用される空港のアクセスを紹介する。
プーケットへは、TG(タイ国際航空)、OZ(アシアナ航空)、MU(中国東方航空)、KE(大韓航空)、CI(チャイナエアライン)、NH(全日空ANA)、JL(日本航空JAL)などが挙げられる。
直行便はないので全て経由便になる。多くがバンコクで経由をしてプーケットへ行く。
プーケットから市内へは、タクシーで約400バーツ程、バスで約100バーツ程になる。
時間帯は、どの航空会社も豊富なので自分にあった予定を立てやすい。
チェンマイへは、TG(タイ国際航空)、OZ(アシアナ航空)、KE(大韓航空)、NH(全日空ANA)、JL(日本航空JAL)などが就航している。
プーケットと同様に直行便はないので全て経由便になる。
チェンマイは市内へのアクセスがよく、タクシーで約120バーツ程、バスで約15バーツ程になる。
就航している航空会社が少ないが、市内に近いメリットもある。
タイの空の玄関口
東南アジアのハブ空港を目指して、スワンナプーム国際空港がドンムアン空港に代わり2006年9月にオープン。バンコク中心部から東に32kmのところに位置する。
日本各地からバンコクまでは飛行機で約6時間。市内へはエアポート・エクスプレス、エアコン付公共バス、メータータクシー、リムジンなどで40分~1時間30分ほどでアクセスできる。 また地方都市への長距離バスも運行されている。
タイ国鉄は空港線(エアポート・リンク)を2010年3月に開通予定で、スワンナプーム空港駅からパヤータイ駅まで約30分で結ぶことになる。
なおドンムアン空港は一部航空会社により引き続き利用されており、どちらの空港の発着になるかは確認が必要である。
その他チェンマイ・プーケット・ハジャイ・チェンライに主要な空港がある。
タイの観光スポット
タイの人気観光スポットといえば、水上マーケット(フローティングマーケット)が挙げられる。水上マーケットは昔から川の上や、川の近くに住むタイの人々の生活の一部として存在していた。時を重ねるに従いタイに住む人々意外にも知り渡れるようになり、現在では海外からの旅行者にも知られるタイを代表する観光地となった。水上マーケットは大きく3つに分かれている
一つ目は、ダムヌンサドゥアック水上マーケットで、行き方はバンコクから約1時間の場所にある。ツアーなども沢山あり観光するには便利な場所である。観光客向けの「水上マーケット」であるため、船に乗っている商売する人たちも慣れたもので、次から次に商品を勧めてきます。朝から昼過ぎまでのマーケットであるため活気に飛んでいて、時間をかけて時間交渉する観光客も大変多い。
二つ目は、タリンチャン水上マーケットで、土日限定で開かれる水上マーケットで、先に紹介したダムヌンサドゥアック水上マーケットとは雰囲気が全く違い、地域色の強いマーケットとなっている。行き方もバンコクからバスで40分ほどの場所にあり、川の上に多くの舟が沢山止まっているのとは違い、建物の周りを舟が回り停泊している形である。また、ボートを利用し運河を約2時間で観光するツアーが人気である。
三つ目は、アムパワー水上マーケットで、観光客が多いダムヌンサドゥアック水上マーケットよりも現地の人の利用頻度の高いマーケットである。交通手段も一番遠くあまり観光客が訪れないマーケットとなっている。
タイのグルメ
タイ料理は、野菜や肉・魚、果物などの豊富な食材を様々な香草・スパイスで調理するためバリエーションが豊かで人気が高い。また麺料理も好んで食べられる。主要な麺としては日本のラーメンのような小麦と卵でできた麺のほか、お米でできた麺が太さ別に3種類ある。タイでは麺、トッピング、調理法(スープの有り・無し・炒める)を自分で選択し、卓上の調味料(ナンプラー、唐辛子を漬けた酢、砂糖など)でさらにお好みの味にアレンジするというスタイルが多い。代表的な料理は以下の通り。
・ソムタム・・・グリーンパパイヤのサラダ
・ヤム・ウン・セン・・・春雨サラダ
・トム・ヤム・クン・・・エビの入ったスパイシーなスープ
・ゲーン・ペッ・・・レッドカレー
・ゲーン・キヤオ・ワーン・・・グリーンカレー
・ゲーン・カリー・・・イエローカレー
・ラーブ・・・ひき肉サラダ
・ブラー・ジャラメー・ラプリック・・・揚げ魚のあんかけ
・ガイ・パッ・バイカバオ・・・鶏肉のバジル炒め
・カオ・バッ・・・焼き飯
・カオ・マン・ガイ・・・鶏ガラスープ等で炊いたご飯にチキンを添えたもの
・バックブン・ファイデーン・・・空心菜炒め
・タイスキ・・・タイ風しゃぶしゃぶ
・パッタイ・・・タイ式焼きそば
・カオソーイ・・・スープが辛い、北部の麺料理。
タイのお土産
タイの北部では、染料を使った反物文化が発達しており、観光客の人気を集めている。自然な色合いが出せる様に、マンゴーやガートンといった果物をメインに染料をしている。素材はリネンなどで作られており、手触りがよく着心地がとても良いそうである。
服だけではなく、小物などもあり小バッグ50バーツ~、大型リバーシブルバッグ150バーツ~、スカートなど350バーツ~ぐらいの相場で市場に回っている。また北部といっても広く場所によってデザインや色がぜんぜん違うので買い物の楽しみも広がりやすい。
大まかに、ロッブリ、パヤオ、スコータイ、チェンライなどが染料の文化が発達しており、ルーイやランパーン、チャチュンサオは手編みやコットンを使った反物が人気である。
反物類だけではなくタイには他にも特徴的なお土産がある。プラチュアップキリカン地方には、パイナップルの繊維から新聞紙程の大きさの紙が製作されており約10バーツから販売されている。こういった小物類がタイには多くあり観光客に手軽にお土産として持ち帰れることから非常に人気が高い。
タイの歴史
紀元前後に中国西南部のモン族がタイに南下。9世紀にチャオプラヤー川流域に王国を形成するも、11~12世紀にはアンコール王朝クメール帝国の支配下になる。 やがて中国南東部から南下してきたタイ族が勢力を伸ばし、スコータイにてアンコール王朝を倒すと、タイ族による初の統一国家「スコータイ王国」が誕生。
しかし王の没後、アユタヤ朝に吸収される。 アユタヤ朝はアンコールを滅ぼし、マレー半島にも領土を拡大。 1351年から1767年までの長期にわたり栄え、この間にバンコクに都が移された。
そして1782年に誕生した絶対君主制のチャクリー王朝は国の近代化を進め、奴隷制度の廃止、郵便通信事業の開始、教育制度の整備や鉄道建設などを行った。1968年に即位したラマ5世の時代には、ミャンマーやマレーシア、ベトナムが欧米列強に占領される中、欧米各国と条約を結び、唯一独立を守り切った。
しかしその後、世界恐慌による不況で国民の不満が高まり、立憲君主国へ。1939年にはシャム国からタイ王国へ呼称が改められた。
タイの「仏教の祝日」について
タイでは、「仏教の祝日」があり、この期間バンコクの繁華街ほぼすべてのレストランがクローズ、または営業していてもお酒の提供はされませんのでご注意ください。
2014年の酒類販売禁止日
5月13日 仏誕節
7月11日 三宝節
7月12日 入安居(カオパンサー)
この時期に、バンコクをご旅行予定の方はご注意ください。
タイ国内で加熱式タバコIQOS(アイコス)の利用禁止について
タイでは、2014年12月27日から加熱式タバコIQOS(アイコス)禁止条例が発令され、輸入・販売・提供が禁止されました。さらに本人利用も禁止されており、摘発されると、購入価格の5倍の罰金(5,000~10,000バーツ程度)または、逮捕・起訴される可能性も指摘されております。
タイへご渡航の際は、ご注意ください。