グラスゴーは、イギリス国内で、ロンドンとエディンバラについで3番目に観光客が多い。
グラスゴーの街はキリスト教の聖人聖ムンゴの伝道により6世紀頃につくられた。これ以後グラスゴーはスコットランドの中心として発展し、12世紀にはグラスゴー大聖堂が、1451年にはグラスゴー大学が創設された。16世紀に入るとクライド川の水運を用いた貿易が盛んになり、アメリカ大陸のタバコ、カリブ海の砂糖などがグラスゴーを中継してイギリス国内に運ばれた。
1707年にイングランド王国とスコットランド王国が合併、現在の連合王国としてのイギリスが成立する。そして産業革命が始まると、ランカシャーで採掘される石炭と鉄鉱石によって工業化が進み、グラスゴーでは綿工業を中心とした産業が盛んになった。また都市の発展に伴ってアイルランド等からの移住者が増え、大英帝国第二の都市と呼ばれるようになった。
1970年代から1980年代にかけて不況期が続き、治安も悪化していた。1990年代に入ると金融などを中心に経済が持ち直し、現在では地価が高騰している。