クチン(Kuching)は、マレーシア・サラワク州の州都。南シナ海に面した、サラワク川河口に広がる街である。クチンには、白人王統治時代の歴史的な建造物や、モスク、中国寺院、博物館などが点在している。郊外に一歩足を伸ばせば、珍しい動植物が見られる国立公園や保護区、先住民族の文化に触れることもできる。クチンとはマレーシア語で“猫”を意味することから、市内には猫にまつわる像や博物館、年に一度の猫まつりが開かれることでも知られている。
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クチン(Kuching)は、マレーシア・サラワク州の州都。南シナ海に面した、サラワク川河口に広がる街である。クチンには、白人王統治時代の歴史的な建造物や、モスク、中国寺院、博物館などが点在している。郊外に一歩足を伸ばせば、珍しい動植物が見られる国立公園や保護区、先住民族の文化に触れることもできる。クチンとはマレーシア語で“猫”を意味することから、市内には猫にまつわる像や博物館、年に一度の猫まつりが開かれることでも知られている。
マレーシア・リンギット(RM)
634,717人(2006年現在)
公用語はマレーシア語(マレー語)。中国語、タミル語、英語も普及している。
マレー系、中国系、インド系、イバン族などの原住民
クチンの北部:北クチン首都特別市,クチンの南部:南クチン市
約431km2
ボルネオ島の北西部に位置する。
年間を通じて気温は23℃~32℃の常夏である。11~2月は熱帯モンスーンの影響を受け、雨が多い。
日本との時差は-1時間。マレーシアの方が遅れている。夏時間はない。
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クチン市中心部から南へ約11kmの距離にある国際空港。空港からクチン市内方面への交通手段は、主にタクシーである。タクシーは、事前にクーポンを購入して乗車する。所要時間約20分である。
サラワク博物館(The Sarawak Museum)
ホワイト・ラジャ時代の1891年に建てられた博物館で、サラワク州の自然、動植物、文化、農業、漁業など幅広く学ぶことができる。
ネコ博物館(Cat Museum)
クチンとはマレー語で“ネコ”を意味することから、町の名にちなんだ博物館。古代エジブトのネコのミイラ、招き猫、ドラえもんなど日本からの展示品も置かれている。
アスタナ(Aatana)
1870年、白人王2代目のチャールズ・ブルックによって建てられた宮殿。現在は州知事の公邸として利用されている。
フォートマルゲリータ(Fort Margherita)
1879年に周辺からの海賊防衛のために建てられた。サラワク川北岸に建ち、チャールズ・ブルックの妻マルゲリータの名前にちなんで名付けられた。
クチンモスク(Kuching Division Mosque)
1968年に建設されたクチンのランドマーク的存在である。
トゥア・ペッ・コン寺院(Tua Pek Kong Temple)
19世紀に建立されたクチン最古の中国寺院。
サラワク・ラクサ(Sarawak Laksa)
マレーシアを代表する麺料理のサラワク版。ココナツミルクをたっぷり使ったスパイシーなスープに、細い麺、海老を乗せて食べる。
コロ・ミー(Kolok Mee)
スープなしの麺料理。麺の上にチャーシューやかまぼこをトッピングして、特製ダレをかけて食べる。
ブラチャン・ミーフン(Belacan Meehoon)
スープにエビペースト(ブラチャン)を使った麺料理。他には、南シナ海が近いので新鮮なシーフードも味わえる。カニの黒胡椒炒めや、エビ料理などが人気である。
ウォーターフロント(Waterfront)
サラワク川沿いに約900mにわたって続く遊歩道で、オープンカフェや売店が並ぶ。対岸にはホワイト・ラジャ時代のマルガリータ砦や王宮などの歴史的な建物を眺めることができ、両岸は橋ではなく渡し舟が水上タクシーとして活躍している。
メインバザール(Main Bazaar)
ウォーターフロントの南側に並ぶショップハウス街。少数民族の作ったハンディクラフトや骨董品、生活雑貨などが集まっている。
Riverside Shopping Complex
リバーサイド マジェスティック ホテル(Riverside Majestic Hotel)の敷地内にある。デパート、スーパーマッケット、映画館、ボーリング場などが入った複合施設である。
ダマイ・ゴルフ&カントリークラブ(Damai Golf & Country Club)
アーノルドパーマーが設計した名高いゴルフ場であり、山と海に囲まれた特徴的な地形を生かしたコースである。マウンテンナインと呼ばれるアウトコースは、サントボング山の麓に造られた林間コース。オーシャンナインと呼ばれるインコースは、10番から14番ホールが巨大な池に囲まれ、15番から18番ホールまで東シナ海に面 した海沿いに造られている。
ケラブゴルフ・サラワク(Kelab Golf Sarawak)
市内より15分の好立地で、クチンで一番身近なチャンピオンシップ・プライベートコースである。オールドコースは地形に逆らわずにレイアウトされた昔ながらのマレーシアスタイルの設計。ニューコースのフェアウェイはバミューダ芝を使用し、全てのホールが池にからみ、難易度を高めている。マレーシアでは珍しくハウスキャディがいる。
マレー語で「猫」を意味するクチンには、市内や街のロータリーに猫の彫像が置かれたり、マンホールのマークが猫だったり、猫の博物館もあるほど、猫とゆかりが深い街として知られている。昔、クチンのサラワク川沿いにたくさんのロンガンの木が生えており、そのロンガンの実の種がネコの目(マタクチン)に似ていたことが街の名前の由来とされている。
そのクチンで、クチン・フェスティバル・Kuching Festival(猫祭り)が毎年8月に1ヶ月間開催されています。このフェスティバルは、1986年に初開催され、メインイベントは、毎年8月の第一土曜日に開かれるパレードである。このパレードでは、世界中の愛猫家が、それぞれ自分たちの好きな猫のファッションを身に付けて街中を練り歩く、猫祭り開催期間中で最も大きな盛り上がりをみせるイベントである。
このフェスティバルのメインイベントはクチンのウォーターフロントで開催されており、開催期間中にはウォーターフロント周辺で、コンサートやフードフェア、展示会、カルチャーショーなども催されている。