ペナン旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

ペナンについて

ペナン島（Pulau Pinang）は、マレー半島側とは対岸のバタワースとのあいだに架橋された、ペナン・ブリッジによって結ばれている。
東洋の真珠と呼ばれ、マレーシアを代表するリゾートアイランドである。18世紀後半にイギリスの植民地として割譲された。当時はプリンス・オブ・ウェールズ島と呼ばれていて、世界文化遺産のジョージタウンにはその当時の面影が残っている。
近年、工業化が進み、日系企業が150以上進出している。小・中の日本人学校や、日本人会、日本総領事館などもある。

ペナンの基本情報

通貨: マレーシア・リンギット（RM)
人口: 約70万人
言語: 公用語はマレーシア語（マレー語）。中国語、タミル語、英語も普及している。
民族: マレー系、中国系、インド系
行政区画: マレーシアのペナン州、ティムル・ラウト郡に属する。

面積: 285平方キロメートル
位置: マレー半島西岸のマラッカ海峡の海上に位置する。
気候: 一年中常夏で最低気温でも22度程度。モンスーンの影響で、6月～9月は雨季であるが、スコールのような雨となる。
時差: 日本との時差は-1時間。マレーシアの方が遅れている。夏時間はない。

ペナンの旅行情報

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ペナンの空の玄関口

ペナン島中心部のジョージタウンから南へ約15kmの距離にある国際空港である。空港からの交通手段は、主にバス、タクシーである。タクシーは、事前にクーポンを購入して乗車する。ジョージタウンまで約30分、バツー・フェリンギまで約45分。ホテルによっては送迎を行っている場合もあるので、事前にホテルに確認をとっておくと良い。他にはRapid Penangバスが運行している。

ペナンの観光スポット

世界遺産地区のジョージタウンは、イギリス植民地時代の建物と様々な文化が融合した町並みが残されている。
コーンウォリス要塞周辺には、大砲や1897年当時の英ビクトリア女王即位60周年を記念して建てられた時計塔がある。
また、19世紀末に建てられたペナン・プラナカンマンションやペナン博物館などもある。リトル・インディア周辺には、中国革命のリーダー、孫文が数ヶ月ほど暮らした家や、スマトラ島のアチェから移民したアラブの商人が建てたアチェ・モスクがある。
ハーモニー通り裏周辺には、インド系イスラム教徒が建てたカビタン・クリン・モスクや、ジョージタウン最古のヒンドゥー寺院スリ・マハ・マリアマン寺院がある。寺院内部には美しい装飾が施されたスブラマニアム神の像が安置されている。
ペナン通り周辺には、19世紀にジョージタウンを取り仕切っていた華僑のチョン氏の邸宅チョン・ファッ・ツェ・マンション（ブルーマンション）がある。ここは、2000年にユネスコ文化遺産保全のための最優秀プロジェクトを受賞している。
ジョージタウンのランドマーク的存在の65階建て円形ビル、コムターの58階にある展望台からは、360度市内を一望することができる。ジョージタウン市内で最も背の高いビルなので街歩きの際は目印になる。
ペナン島中央には標高830mのペナンヒルがあり、頂上からはバタワースまで一望できる。ペナン島北部の海岸線には、世界的に有名なビーチエリア、バツーフェリンギビーチがあり、リゾートホテルが立ち並ぶリゾートエリアである。

ペナンのグルメ

ジョージタウンとタンジュン・ブンガの中間あたりにあるガーニー・ドライブには、ペナン島最大の屋台街があり、ペナン名物のラクサや福建麺、マレー料理、インド料理などメニューが豊富に揃っている。シーフードに定評のあるレッド・ガーデンズが、ペナン通りから一本横に入ったLeith通りにある。ニューワールド・パークは、比較的新しく近代的なフードコートである。
ペナンの屋台には、「Ａ・Ｂ・Ｃ」と衛生面のランク付けがされている。Ａが最も良く、次にＢ→Ｃとランク付けをされている。ナゴールプレイス（Nagore Place）は、ショップハウスを利用したレストランエリアである。ババ・ニョニャ料理や火鍋店、カフェ、マッサージ店などがある。

ペナンのショッピング

ガーニープラザ（Plaza Gurney）は、屋台街で有名なガーニー・ドライブにある。海外ブランドからローカルショップ、スーパー、フードコート、映画館もある。空港近くには、巨大ショッピングモールのクイーンズベイモール（Queens Bay Mall）があり、日本のスーパー「ジャスコ」やフォエバー21、映画館などがある。タンジュントコンエリアにはアイランド・プラザ（Island Plaza）がある。高級ブティックやビューティーサロンが人気である。

ペナンのホテル

世界遺産のジョージタウンの街と美しいビーチがあるペナン島には、著名なホテルチェーンもいくつか進出しているが、伝統と格式で他のホテルをリードするのが、イースタン＆オリエンタルホテル(Eastern and Oriental Hotel)である。「E&O」の通称で親しまれるこのホテルの歴史は19世紀までさかのぼり、シンガポールのラッフルズホテル(Raffles Hotel)で知られるサーキーズ兄弟の手による東南アジアを代表するコロニアルホテルである。

また、バトゥ・フェリンギのビーチに位置するシャングリ・ララササヤンリゾート＆スパペナン(Shangri-La's Rasa Sayang Resort & Spa Penang)もペナン島で最高級のリゾートである。広大なトロピカルガーデンに囲まれた伝統的なマレー建築風の建物、個性的でレベルの高いレストラン、CHI「氣」スパなどの施設で充実した休暇を過ごすことができる。新しいホテルとしては、2009年にオープンしたハードロックホテルペナン(Hard Rock Hotel Penang)があり、ロックテイストのインテリアや、プールに直接入れるバルコニーが付いた部屋などで人気がある。