麗江旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

麗江について

麗江は、中国の雲南省西北部にある市。チベットと隣合う山岳地帯に位置し、麗江ナシ族自治県の中心地である。少数民族人口が漢族より多い地域で、ナシ族を中心にリス族やプミ族、ペー族、イ族が居住している。ナシ族は、独自の文化を漢族やチベット族、白族の文化を受け入れ作り出し、トンパ文字、独特の文化、トンパ舞、ナシ画などを持つ。旧市街の麗江古城は世界遺産に認定された街であり、明・清時代のたたずまいが残った美しい街並みは、省内で最も人気のある観光スポットといえる。

麗江の基本情報

通貨: 元（CNY）
人口: 約114万人（2005年）
言語: 中国語（北京語）
民族: ナシ族、漢族、リス族、プミ族、ペー族、イ族
行政区画: 1区2県2自治県（古城区、永勝県、華坪県、寧ロウイ族自治県、玉竜ナシ族自治県）

面積: 7,648平方キロメートル
位置: 雲南省の西北部、北緯26度53分、東経100度14分に位置する。
気候: 麗江はモンスーン気候に属する。過ごしやすい気候で一年を通して気温の変化は大きくない。年平均気温は12～13度、年間降水量は約1000ミリである。乾季と雨季に分かれ、乾季は11月～4月で乾燥して肌寒く、雨季は5月～10月で中でも7・8月は雨量が多く、雨具が必要となる。
時差: 日本との時差はマイナス1時間

麗江の旅行情報

麗江旅行の見どころや文化など、旅行情報はこちら！

麗江の空の玄関口

麗江の空の玄関口は中心地から南へ約28キロに位置する麗江三義空港(麗江空港)である。標高が高く、小型旅客機(ボーイング737など)が利用される。日本からは、中国の他都市(上海、昆明、成都、広州、深センなど)を経由して行く。麗江空港からは、市内へリムジンバスが飛行機の到着に合わせて運行されている。所要時間は約40分、料金は10元程で、頼むと観光地の古城などを通ってくれることがある。タクシーを利用すると、所要時間約30分、料金は80元程である。

麗江の観光スポット

・麗江の旧市街
古い街並みが残されており、建物の多くは商店や飲食店、宿泊施設に使われ、夜遅くまで多くの観光客が内外から訪れている。木府(旧領主の政庁)などは有料で公開しているが、市街地そのものへの入場は無料である。北側は観光客向けの商店などが多数あり観光地となっているが、南側は現在のナシ族の生活を垣間見ることができる住民用の市場などが存在する。

・玉龍雪山
玉龍雪山国家重点風景名勝区として山麓全体の入場が有料であり、ロープウェイ、リフト、野外劇場などの設備がある。特に標高差1,150メートル、全長2,968メートルのロープウェイは、世界第2位の高標高地点を誇り、氷河公園駅(標高4,506メートル)まで通じており、駅からは更に遊歩道が4,680 メートル地点まで整備されている。

・白沙
壁画で有名な地。大宝積宮という寺院の壁画が最も有名であり、寺院建築も見どころのひとつとなっている。麗江市内から北の玉龍雪山方向へ約12キロに位置する。

・その他麗江の観光スポット
黒龍譚公園、束江など。

麗江の世界遺産

ナシ族によって建てられた旧市街地である。ほとんどの建築物は木造であり、仏教や道教の仏像が存在し、麗江壁画が残されている。ナシ族によって伝統文化がよく保存されており、博物館、劇場なども存在する。1996年に起きた大地震によって大きな被害を被るも、翌年世界遺産へ登録されたことを契機に復興が進み、ほぼ修復された。

麗江のグルメ

雲南料理は、漢族の四川料理系の料理と、少数民族料理(ペー族、タイ族、イ族、ナシ族など)からなる。麗江の代表的な料理は「麗江??」というナシ族のパンケーキや、「八大碗」というナシ族の名物料理で、1～8番まで材料や内容が決まっているもの、ヤゴや竹虫などを炒めた虫料理などもある。麗江には、観光客向けのカフェが多くあり、日本食、西洋料理、中華などを楽しめる。値段は少々高めである。