世界的なリゾート地であり、またコート・ダジュール(COTE D'AZUR)の中心地でもあるニース(NICE)には毎年多くの観光客が訪れる。ヨーロッパに訪れる観光客のうち、100人に一人は少なくともニースに1泊はしているとの統計があるほど、多くの観光客が訪れる人気都市である。
19世紀頃から、貴族をはじめ、高級リゾートとしてのイメージが根付くニースは、ビーチリゾートだけでなく、芸術面ではマティス美術館、シャガール美術館、シミエ・フランシスコ会修道院が、グルメにおいてもボルドー地方に肩を並べるほどワインが有名で、世界に一目を置かれる存在でもある。
また、ニース、コート・ダジュールと言えば紺碧の海を思い浮かべるが、意外にもニースを県庁所在地とするアリブ・マリティム(Alpes-Maritimes)県には山々が連なるアルプスの風景が見られる。コート・ダジュールの山々にたくさんある鷲の巣村は「フランスの美しい村々」に認定されており、ニースから鷲の巣村へ多くのバスがでていて山岳地帯へと足を伸ばす人も多い。