スラバヤ旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

スラバヤについて

スラバヤはインドネシア第2の都市であり、東ジャワ州の州都である。スラバヤ（ジャワ語でスロボヨ）の名前の由来は、ジャワ語でスロ（鮫）、ボヨ（ワニ）の伝説からきていると言われている。かつて国の独立を求めて勇敢に戦った人々が多く住んでいたことから、「英雄の都市」と呼ばれている。
ジャワ島北のマス川河口に位置していおり、長年にわたる開示の評判を誇り、重要な港として栄えている。スラバヤの歴史には直接的に複合文化が含まれる。オランダ植民地支配地で、多くの歴史的建造物は、オランダの熱帯コロニアル風様式を表している。
グラハディビルは市街地で特に有名なオランダのコロニアル風遺跡だ。また、イスラム寺院、中国式礼拝堂が人気の高い観光地になっている。
市街地はジュアンダ国際空港から１７㎞離れた場所に位置し、スラバヤには効率的な鉄道網もあり、ジャカルタまで鉄道で行くことができる。多くの観光客は、この都市周辺を旅行するために運転手付きの車を貸しきることもあるそうだ。

スラバヤの基本情報

通貨: インドネシア・ルピア
人口: 約300万人
言語: インドネシア語
民族: 大多数がマレー系
行政区画: 市

面積: 274.06km2
位置: インドネシア，ジャワ島北岸
気候: ほぼ1年中高温多湿。平均気温は28℃以上。
時差: －2時間

スラバヤの旅行情報

スラバヤ旅行の見どころや文化など、旅行情報はこちら！

ブロモ山

スラバヤから約90kmにあり、聖なる山として崇められている標高2392ｍの活火山である。ジャワ島東側（バリ島に近い方）にあるブロモ・テンガー・スムル国立公園は800㎡もの広大な土地で、州の中でも最大の火山地帯とされている。北端にはジャワ島で最もいい気なテンガーカルデラがある。カルデラの中は砂漠のように黒砂で覆われており、砂の海と呼ばれている。

プロモ山のクレーターからは今でも白い噴煙がもくもくと空にあがっており、「砂の海」は標高2000mの地に海と砂地が広がる珍しい場所と言うことで、1919年からインドネシアでは唯一の保護地区とされている。ブロモ山向かいの標高2770mのプナンジャガン山からは、ブロモ山の雄大な景観を楽しむこともできる。ショップや設備も充実しており、比較的登頂しやすいのも魅力だ。

英雄記念碑

英雄記念碑はさまざまな面においてスラバヤで最も重要な場所だ。1945年、スラバヤではイギリス軍とインドネシア軍が前面衝突し、一般市民を含み5千人から2万人が犠牲になったと言われている。この戦いは「スラバヤ100日戦争」と言われる。

地元では「英雄の塔」として知られる印象的なこの一枚岩は、スラバヤの町の中心にそびえる。この流線型の記念碑は44ｍの高さがあり、戦争で自分の命を賭けたインドネシア兵士の勇気を称えている。英雄記念碑はインドネシアの記念日である英雄の日（11月10日）に関心の中心となり、スラバヤではインドネシア独立戦争で自分の命を犠牲にした兵士を称えている。この日、スラバヤでは勇敢に戦って亡くなった多くの青年を悼む儀式が厳粛に行われる。

スラバヤ動物園

スラバヤ動物園は、様々な種類の動物を集めた東南アジア最大と言われる動物園だ。350種類以上、4000匹以上の生き物を見ることができる。動物は、檻の中で飼われているものもいれば、周りを池で囲まれた小島の中で飼われているものもいる。また、コモド島へ行くことができなくても、ここでコモド大トカゲを見ることができる。

園内は広く、じっくり見て回るには2時間くらいはかかりそうだ。園内に入るとまるで別世界のような作りに心を奪われ、木陰が多いためか暑いスラバヤの中でも比較的涼しく感じる。その分蚊も多いので虫除け対策も必要になる。動物園を出るとみやげ物屋がたくさんあり、ルワン（屋台）では果物を買うことができ、食事をすることもできる。

サンプルナのたばこ工場

スラバヤ歴史広場に建てられたサンプルナ邸宅は禁欲主義の建物で、保存状態の優れた歴史名所である。オランダ時代のコロニアル風の建物が、博物館、カフェ、ギャラリーなどになっている。インドネシア国内の大手タバコメーカーであるサンプルナのタバコ工場で、一般の人も無料で見学できるようになっている。

工場内は、分業作業のためにきれいに整理整頓されており、インドネシア人が器用に手作業でタバコを作っていく工程を目の前で見ることができる。作業員3500名のすべてが女性である。工場の一部は、資料館にもなっており、サンプルナ社のタバコの産地や歴史に関する資料を見ることができる。工場内は、タバコの葉の香りが充満しているが、タバコ嫌いの方でも、嫌悪感なく楽しめるであろう。