バレンシア旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

バレンシアについて

日本でも有名な、バレンシアオレンジで有名なバレンシアは、地中海沿岸に位置するバレンシア県の県都です。スペイン第3位の人口のバレンシアは温暖な地中海性気候で過ごしやすく、年間平均気温は20度前後である。そのため特にヨーロッパの国々からクリスマス休暇などで訪れる場所として有名な観光地の一つである。
バレンシアの魅力は、昔ながらの伝統的なお祭りなどのイベント、世界遺産の登録もある歴史的建造物や広大な自然保護区などと融合して、近代的なビルを見ることも出来、またナイトライフも充実していることで、幅広い年齢層の観光客から注目をあびている都市である。特に世界遺産として有名なラ・ロンハ・デ・ラ・セダは多くの観光客を魅了している場所のひとつである。
また毎年3月に行われる「火祭り」には、各国から多くの観光客が来る、バレンシア特有のお祭りである。また地中海でとれる海の幸を利用したスペインを代表する食・パエリアや伝統的なスナックとして有名な・タパスと食事でも大いに楽しむことが出来る。現在日本からの直行便は運航していないが、ヨーロッパ内を乗継地とすればスムーズにバレンシアまで行くことが可能だ。

バレンシアの基本情報

通貨: ユーロ（EUR）
人口: 約80万人
言語: スペイン語またはバレンシア語
民族: バレンシア民族
行政区画: バレンシア州

面積: 134.65平方KM
位置: スペイン東部
気候: 地中海性気候のため温暖で雨が少ない
時差: 基本は-8時間。サマータイム時は-7時間。

バレンシアの旅行情報

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バレンシアの観光スポット

バレンシアは旅行者に素晴しい歴史と文化の織り成す姿を見せてくれる。ローマ人と西ゴート人の時代まで遡る古い史跡と遺跡がある一方、多くの中世の教会と史跡が独自の建築様式の発達を見せている。例えば、バレンシア大聖堂内の聖杯礼拝堂には、キリストが最後の晩餐で使用したと言われている聖杯を見ることが可能だ。

街にはいくつかの博物館があり、その多くは無料で公開されている。この多くの歴史と対照的にバレンシアの最も印象的な特徴の一つは非常に現代的な芸術科学都市があることである。この芸術科学都市（Ciudad de las Artes y las Ciencias）はバレンシア政府によって作られた大規模は文化複合施設である。その施設の中には、ソフィア王妃の芸術宮殿やフェリペ王子の科学博物館やIMAXシアターなどがあります。

このような建築や博物館以外に、バレンシアの大きな魅力として、やはりビーチが上げられる。マルバロサビーチはバレンシア随一のビーチで、日中は旅行者だけではなく地元の人たちも泳いだり日光浴に来たりして賑わっている。

バレンシアの世界遺産

バレンシアの世界遺産、ラ・ロンハ・デ・ラ・セダは15世紀に建てられたゴシック様式の交易所である。バレンシア旧市街地の中央部、プラサ・デル・メルカド（Plaza del Mercado,「商業広場」）31番地にあり、ロス・サントス・フアネス教会やバレンシア中央市場に面している。

1482年から1533年にかけて作られたラ・ロンハは、その当時としてはかなり大きな建物であったため、バレンシアの経済力の大きさを想像させる建物となっている。ゴシック後期のフランボワイヤン様式による建物で、絹取引の貿易会館として利用されていた。

現在は、無料でラ・ロンハの内部を公開しているので、多くの観光客を魅了するバレンシアの有名な観光地のひとつになっている。1996年にユネスコの世界遺産の文化遺産として登録されており、現在も機能的・実利的な側面を失うことなく、象徴的特色がそのまま残っている。現在も、展示場やコンサート会場として利用されている。

バレンシアのグルメ

スペインの人たちの生活は食事を中心として回っていると言っても過言ではない。そのためスペインの各地でそれぞれの郷土料理を味わうことが可能だ。中でも、バレンシア地方は、地中海に沿った東海岸一帯で、アラブ人によって米の栽培がもたらされ、「米の国」と呼ばれるほど稲作が盛んになった。

スペイン料理の中で一番知られていて誰にでも好まれるのはおそらくパエリア(paella)。お米が主食のバレンシアは、パエリアの発祥の地でもある。パエリアはスペイン人の間でも特に重要な料理で新鮮な地中海の海の幸は地元の料理に欠かせない要素である。現在では日本でもスペイン料理を味わうことができるが、やはり本場で一度は食べてみたい食事でもある。

またパエリアだけでなくタパスもスペインの代表的な食事として、ワインと一緒によく食べられている。伝統的に昼から夕方の食事の間に数時間空腹を癒すためのスナックとして食されている。例えば、イワシの酢漬け、酢ダコ、えびの塩焼きなど魚介類の料理以外に、スペイン風オムレツなどもある。ほとんど全てのレストランやバーで午後にタパスのメニューをそろえている。

サン・ホセの火祭り（Las Fallas de San Jose）

毎年3月の12日から19日までの間にバレンシアで開催される「サン・ホセの火祭り」はスペイン三大祭りの一つとして有名である。この祭りは、街々の広場や通りを張子人形で飾り付け、3月19日のサン･ホセの夜に全て焼き払ってしまう祭りである。｢ファヤ｣と呼ばれるこの人形は大小おりまぜて計600にものぼり、バレンシアの街々を埋め尽くす。

連夜深夜には大規模な仕掛け花火が打ち上げられ、最終日19日のサン･ホセの夜には小さなファヤから一斉に火がつけられ、20日午前１時にバレンシア広場の巨大なファヤが炎に包まれると火祭りは閉幕となる。祭りの起源は、昔からサン・ホセの日（聖ヨセフの日）には、古い材木などを集めて大きな焚き火をする習慣が大工たちの間で受け継がれており、ある日、張子の人形を日の中に投げ入れたことが人々に面白がられ、それがきっかけで祭りが開催された。祭りの期間は、他にも様々な催しものが各場所で開催され、連日爆竹ショーが行われていたり、花火大会（ニット・デ・フォック）、県下のパレードなどもある。この祭りの一番の見所は、やはりクライマックスを迎える19日の深夜となる。この時期には毎年、国内・国外問わず多くの観光客がバレンシアを訪れる。