アライアンス(航空連合)とは、航空会社間の連合組織のこと。 同一連合内においては、コードシェア便やマイレージサービスの相互乗り入れなど、 旅客の利便性を図り、集客の向上を目指すことになっている。 2019年5月現在、 スターアライアンス、スカイチーム、ワンワールドが3大航空会社連合とされ、他にアジア地域のLCCによるバリューアライアンスなどがある。
なお、貨物を対象とした航空連合のWOWやスカイチーム・カーゴもある。 連合内における各航空会社はコード・シェアなどによる旅客の誘導のほか、 機体や事務所、整備拠点の提携による運航経費の削減も目指している。 各都市の空港においても、航空連合別にターミナルを利用するように整備されているところは多い。
成田空港においては、第1ターミナル北ウイングはスカイチーム(デルタ航空・大韓航空など)、 第1ターミナル南ウイングはスターアライアンス(全日本空輸・ユナイテッド航空など)、 第2ターミナルはワンワールド(日本航空・アメリカン航空など)である。 この結果、共同運航便を利用した場合の乗り継ぎにターミナル間の移動が減るなどの効果が出ている。 また、チェックイン・システム、ラウンジ等の共通化も進められている。