IATAとは(International Air Transport Association)の略で、通称「イアタ」と読む。また日本名では国際航空運送協会と呼ぶ。1945年に設立された世界の航空運輸企業の業界団体であり、本部はカナダのモントリオールとスイスのジュネーブにある。その他の地域ではニューヨーク、シンガポール等に事務所が設置されている。日本事務所は、東京港区にある航空会館内に所在する。2010年8月現在、233の航空会社が加盟している。 国際線を運航する航空会社のほか、旅行会社、旅行関連企業が加盟している。IATAは、安全、確実そして経済的な航空運送を発達させ、航空による貿易を推進、研究し、 業者間の協力機関として、ICAOその他の国際団体と協力するのを目的としている。馴染み深い活動としては、主に航空運賃や発券・運用ルール等の決定を重要な業務とする。IATA-PEX運賃などがその一例である。 また、航空会社のJLやNH、AAなどの航空会社の2レターコードや、HNDやNRT、LAXなどの空港3レターコードはIATAコードと呼ばれ、世界標準の呼称とされている。 近年では、IATAに加盟せず独自に運賃を決める格安航空会社の台頭が目立ってきている。