相次運送(そうじうんそう)とは、同一の運送品を、複数の運送人(会社)が共同で引き受け、一通の通しの運送状によって、相次いで運送することを示す。通常、各航空会社毎に約款に定められているが、1冊の航空券または1冊の航空券およびそれに結合して発行された関連航空券により、複数の運送人(会社)が相次いで行う運送は、交通に対する条約の適用の決定のため、単一の取扱いとしている。運送中の損害については、通常はその損害を生じしめた運送を行った運送人(会社)に対してのみ賠償請求することができる。航空券を発行する運送人(会社)、または、最初の区間を運送する運送人(会社)として指定されている場合でも、他の運送人(会社)が運送する区間については、責任を負わないものとしている。このような、航空券を発行する運送人(会社)等の場合でも、他の運送人(会社)の部分に関しては、あくまでも代理人としてのみ航空券の発券等を行っている。