カンザスシティ(Kansas City)は、アメリカ合衆国ミズーリ州の中心都市。カンザス川がミズーリ川へと合流する地点に位置している。隣接するカンザス州にも街が発展しており、どちらもカンザスシティという名前であることから、カンザス州側が街の中心と思われることが多いが、人口が多く高層ビルが立ち並ぶのはミズーリ州側である。
街は“Fountain City”(噴水の街)のニックネームで親しまれ、市内には200ヶ所以上もの噴水がある。また地理的にはアメリカのほぼ中心に位置していることから、“Heart of America”(アメリカの中心)と呼ばれることもある。
歴史や文化に目を向けると、ミズーリ川流域では数多くの音楽文化が発展していったが、1920年代からカンザスシティで流行したジャズが、後にビッグバンドやビバップへ大きな影響力を持っていたことは良く知られている。
食文化ではアメリカらしいステーキやバーベキュー料理が人気で、“World Capital of Barbecue”(世界のバーベキューの都)と呼ばれるほど。畜産が盛んだった時代の影響から、今でもカンザスシティ特有のステーキやBBQを出す店は多い。