マナウス旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

マナウスについて

マナウス(Manaus)はブラジルのアマゾン地域最大の都市でブラジル北部のアマゾナス州の州都である。天然ゴムの集積地として19世紀に開かれ、アマゾン内部の交通および流通の要衝都市として繁栄している。市内には開拓時代に建設されたヨーロッパ風の建築が多く残っておりアマゾン観光の中心地としても有名である。1967年に経済マナウスフリーゾーン（免税都市）に指定され、日本、韓国、ヨーロッパ、アメリカ企業の工場の進出が目立っている。

マナウスの基本情報

通貨: レアル（BRL）
人口: 戸籍人口：169.8万人（2006年）
言語: ポルトガル語
民族: 混血(約63.93%)、白人(31.88%)、黒人(2.43%)、その他(0.87%)、日系人はおよそ3,000人と推定される
行政区画: ブラジルには27州があり、首都であるブラジリアも連邦直轄地として27州のひとつに含まれている。マナウスはアマゾナス州(Estado de Amazonas)の州都

面積: 11,401平方キロメートル
位置: 南緯:3度 06分西経:60度 01分。アマゾン河の河口から約1500kmの内陸部にありながら、海抜はわずか93mに過ぎない。
気候: マナウスの気候は、乾季（6月から11月）と雨季（12月から5月）に分かれている。年間降雨量2,500mmを越える高温多湿の多雨熱帯樹林気候である。ただし乾季でもしばしば降雨がみられる。
時差: 日本との時差は-13時間

マナウスの旅行情報

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マナウスへのアクセス

マナウスへは、ブラジルの主要都市から多数のフライトがあり、ブラジルを周遊する場合はそれほど問題ないが、日本からマナウスのみを目的地として渡航する場合は、サンパウロやリオデジャネイロ経由は遠回りとなり、不便である。近年デルタ航空が、アトランタ－マナウス線を就航させ、成田空港から往復とも同日乗継が可能な大変使い勝手の良いルートができたが、現状、2011年1月末までの運航の予定である。デルタ航空が使えない場合、北米からのアクセスは、ブラジルのTAM航空が運航するマイアミ－マナウス直行便が所要5時間ほどで毎日運航されており、便利である。それ以外では、ロサンゼルスからパナマのコパ航空を利用し、パナマで乗り継ぐルートもあり、サンパウロやリオデジャネイロへ出るよりは、スムーズにアクセスできる。

マナウスの観光スポット

アマゾナス劇場（Teatro Amazonas）
1896年に定礎されたもので、アマゾンのゴム景気に沸く「ゴム成金」によって19世紀に誕生した建物である。このオペラ劇場は建設した当時の文化水準の高さとゴム景気が如何に凄かったを象徴するものとなっている。アマゾナス劇場は、1990年、2年近くの改修工事を終え建設当時のきらびやかさを取り戻している。

アマゾン河合流点
ソリモンエス河の茶色い水とネグロ河の黒い水が互いに混じり合わず縞模様を織りなす合流点は必見の価値がある。観光会社数社が大型定期遊覧船での1日コースを運航している。また時には淡水イルカを見ることができる。

インディオ博物館（Museu do Indio）
ラテンアメリカの先住民族であるインディオの生活様式および生産活動が紹介されている。動物の剥製などの自然に関する展示物、生活用具、宗教儀式に使用される道具、楽器などが展示されている。サンタ・テレジーニャ教会内に隣接し、管理運営は協会の修道女が行っている博物館。

アマゾン自然科学博物館（Museu de Ciencias Naturais da Amazonia）
1988年、ブラジル移民80周年を記念して礼宮殿下（当時）のマナウス訪問に際して開館したブラジル唯一の民営自然科学博物館である。館長の橋本さんが集めたアマゾン固有の蝶などの昆虫標本やアマゾンを代表する魚類の剥製を展示している。直径7.5mの水槽では世界最大の淡水魚であるピラルクー（学名：Arapaima gigas）が泳ぐ姿を観察できる。

市営マーケット（Mercado Municipal Adolpho Lisboa）
パリのラ・ハーレス（Les Halles）をまねて20世紀初めに建てられた市場。2メートル以上の巨大魚ピラルクーが売られたり、ピンタードなど日本では見れないアマゾン河の魚が見れる。

ジャングルツアー
マナウスの港では、1日だけのジャングルツアーを行っている業者が声をかけてくるが、正規の業者は首から証明書をかけているので安心である。100レアルくらいで船を一艘借りる事ができ、水上レストランやピラニア釣りへ連れていってくれる。

マナウスのグルメ

アマゾン川でとれた新鮮な魚料理を食べるアマゾン料理では食用高級魚タンバキーがお勧めである。クプアスは、見た目はキウイを大きくした様なブラジル北部で採れる果物、どこの店にでもジュースやアイスは必ず置いてあるようなので試してみたい。ちなみにクプアス、州外持ち出し禁止果物であるので、注意が必要だ。

マナウスの歴史

マナオスの名前は、アマゾン地域に居住していたマナオス族が由来とされている。マナウスは当初は寒村に過ぎなかったが、1791年にポルトガルが、広大なアマゾン地域を統治するために行政機関を設置した。1832年にマナオスという名称の村に指定され、1856年よりマナオス市になり、1889年のアマゾナス州発足に伴いマナオス市は州都となる。アマゾンは、ペルー方面からソリモンエス川沿い下ってきたスペイン人探検隊により発見された。「アマゾン」の名は、髪の長いインディオを女性と勘違いしギリシャ神話に登場する女性部族アマゾネスにちなんでつけられたとされている。