ブラジル連邦共和国(Republica Federativa do Brasil)の首都はブラジリアである。南米大陸で最大の面積を誇り、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナム、フランス領ギアナ(チリとエクアドル以外の全ての南米諸国)と国境を接している。国土面積は日本の約22.5倍で、ロシア、中国、カナダ、アメリカと並ぶ世界第5位。アメリカ合衆国よりは約110万km2(コロンビア程度)小さいが、ロシアを除いたヨーロッパ全土より大きい。流域を含めると400万km2にも及ぶアマゾン川と、その南に広がるブラジル高原に分けられ、都市と都市との間には、今なお無人地帯が果てしなく続いている。南西部のパラグアイ、アルゼンチンとの国境付近には有名なイグアスーの滝のある。また、ボリビアとパラグアイとの国境付近は世界最大級の熱帯性湿地とされるパンタナール自然保全地域となっていて、ユネスコ世界自然遺産にも指定されている。アマゾン熱帯多雨林もその一つ。近年、環境破壊によるアマゾン川流域の砂漠化が問題となっている。