ウラジオストク(Vladivostok)は、ロシア極東の最大都市であり、「極東のサンフランシスコ」と言われるほど美しく、坂が多い町である。メインストリートの「スベトランスカヤ」は、レストランやジュエリー店などが立ち並ぶ賑やかな通りであり、ロシアの歴史を感じることのできる博物館や、海を見渡せる展望台などといった観光名所も充実している。
面積は北海道の約2倍で、70%が森林に覆われている。札幌と同緯度に位置し、冬の平均気温は-14度である。成田・新潟・富山などからウラジオストク航空への定期便が就航していて、最短90分で行くことができる。「ウラジオストク」とは、ロシア語で「東方を支配せよ」という意味を表す。その意味の通り、東方政策の拠点となる軍事・商業都市であった。町の創立は1860年で、その後貿易港として発展し、シベリア鉄道が全通したことで、モスクワと一線で結ばれた。日本人もこのシベリア鉄道建設時にたくさん就労していたので、関わりの深い都市である。