空港周辺や済州市内には数多くの観光スポットがある。
竜頭岩(ヨンドゥアム)
空港から済州市内へはタクシーで約7分、リムジンバスで約10分である。多くの観光客が訪れる「竜頭岩(ヨンドゥアム)」は、市内にある海岸に大きくそびえ立っている、長さ30m、高さ10mの巨大な岩々である。約200年ほど前、漢拏山(ハルラサン)の溶岩が噴出したときにできたもので、岩の形が竜の頭ように見えることから「竜頭岩」という名前がついたとされている。夕暮れ時、夕焼けとともに見る竜頭岩はとても美しく、昼間とはまた違う雰囲気の景色が広がる。
トッケビ道路
済州市内から4km程離れた場所にある「トッケビ道路」は、見た目は上り坂なのに、ペットボトルなどのものを置いたり、車を停めたりすると、その上り坂をゆっくりと上っていくという不思議な現象がみられることで有名である。「神秘の道路」ともいわれるこの道だが、実際は人間の目の錯覚によるもので、実際には下り坂であるが周囲の風景のせいで上り坂のように見えてしまうようである。「トッケビ」は、韓国で「子鬼」を意味する。
三姓穴(サムソンヒョル)
「三姓穴(サムソンヒョル)」は、済州島のおおもとである耽羅(タンラまたタムナ)の国の発祥地で、この国をつくったといわれる三神人が、最初に現れた場所として聖地とされている。構内には、この三姓穴をはじめ、この神話に関わる4000年以上昔の遺物が数多く残っている。近くにある済州島民俗自然史博物館も、あわせて見学してみるとよい。
漢拏山(ハルラサン)
済州島の真ん中にそびえ立つ漢拏山(ハルラサン)は、高さ1950mで韓国では最も高い山として知られている。数多くの植物や動物が生息し、四季折々の風景を楽しむことができるため、季節を問わず多くの人が登山に訪れている。2007年にユネスコの世界遺産に登録された。