レマン湖
芸術家、王族そして多くの観光客を魅了してきた美しい湖「レマン湖」。南岸はミネラルウォーターのエビアンがあるフランス領、西端はジュネーブがあるスイス領と2カ国をまたぐ中央ヨーロッパで2つ目に大きい湖である。
レマン湖の楽しみ方としてお勧めしたいのがクルーズ。旅行客向けに多彩なクルーズツアーが設けられており、船上レストランのクオリティの高さにも定評がある。
通年催行されているランチクルーズ、ディナークルーズだけでなく、春から秋にかけて蒸気船「サヴォワSavoie」でミシュラン2ツ星を獲得した有名シェフがプロデュースする特別グルメコースや季節限定のフォンデュクルーズやクリスマスクルーズ等のイベントクルーズもある。
滞在時間に限りがある人は1時間弱のプランもあるが、レマン湖を縁取る斜面に広がるブドウ畑が有名なユネスコ自然遺産「ラヴォー地区Lavaux」や湖に浮かんでいるように見える古城「シヨン城」等を廻るプランを是非お勧めしたい。
時計の博物館
時計産業発祥の地ジュネーブならではの時計博物館にも足をのばしてみよう。
オメガ、ロンジン、スウォッチ等の有名ブランドを持つスウォッチグループのミュージアム「シテ・デュ・タン(Cite du Temps)」:スウォッチが登場した1983年から現在までに発売されたすべてのモデルを見ることができる世界唯一の施設。
高級時計メーカーのパテック・フィリップの「パテック・フィリップミュージアム(Patek Philippe Museum)」:16世紀から19世紀の約500点のアンティーク時計のコレクションの展示や、創業時から現代までの数々のモデルをみることができる。また、アンティークウォッチの修理工房が併設されており、現在に受け継がれた職人の技を見学することができる。
ジュネーヴ交通パス
都市交通網が充実しているジュネーヴならではの「ジュネーヴ交通パス(Geneva Transport Card)」。
ジュネーヴ州のホテルやユースホステル、キャンプ場などに滞在する宿泊客なら誰でも無料でもらえ、ジュネーヴに滞在している間はずっと有効、なんと路面電車やバス、地方電車、ボートなど、ジュネーヴ州内の公共交通機関(TPG, CFF, Mouettes Genevoises)がすべて乗り放題という旅行客に嬉しい太っ腹なサービス。宿泊施設に最初にチェック・インする時に、忘れずにカードを入手しよう。