ジュネーブ国際空港は、ジュネーブとジュネーブに近接するフランス国境に位置しており、空港敷地はスイス・フランスの国境をまたがる国際空港としては珍しい空港である。ジュネーブ国際空港内のフランス区域(Secteur France)からは、スイスに一時入国することなく、フランスに直接出入国することも可能だ。また、スイス側からフランスへのフライトを利用する場合には、まず空港内でスイス・フランス間のCIQを通過する。その後、フランス区域に入り搭乗手続(チェックイン)を行う。
ジュネーブには数多くの国際機関が立地しており、空港近くにあるパレクスポ(Palexpo)では、サロン・アンテルナショナル・ド・ロト(ジュネーヴ・モーターショー)をはじめとする自動車や時計等の国際的なトレード・ショーが多数開催される。また、スイス・アルプス観光の起点のひとつである。このため、ジュネーブ国際空港は国際便の需要が大きい。国際航空運送協会(IATA)の本部機能の一部を置いている(他にカナダのモントリオールに本部を置いている)。