イスラマバード旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

イスラマバードについて

イスラマバード(Islamabad) は、パキスタンの首都であり、連邦直轄地域であるイスラーマーバード首都圏の域内にある。名前の意味は「イスラームの都市」。パキスタンの北東部に位置し、1959年、それまで首都であったカラチに代わり首都に選定された。新たに、旧都ラーワルビンディーから北10kmの位置に建設された人工都市であり、その街路は升目状になっている。趣き深いマーケットやバザールが、近代的な街並の中に点在している。

イスラマバードの基本情報

通貨: パキスタン・ルピー（PKR）
人口: 901,137人(1998年)
言語: ウルドゥー語，英語
民族: パンジャーブ人、パシュトゥーン人、シンド人、バローチー人など
行政区画: イスラマバードは、官公庁､商業､軽工業､住宅、教育などの用途別に8つの地区に区画されている。升目状に分かれた街区はアルファベットと数字を組み合わせた(G-7、F-7など)区画名がつけられている。各区画は4つの小区域に更に分けられている。

面積: 906.50平方キロメートル
位置: 北緯33度43分、東経73度4分。パキスタンの北東部にあり、北部にマルガラ丘陵がある。
気候: イスラマバードには四季がある。春(3～5月)は高温乾燥。夏(6～9月)は高温多雨で最高気温が40度になることもある。秋(10・11月)は移行期である。冬(12月～2月)は冷涼乾燥であり、氷点下になることもあるので防寒具を用意したほうがよい。夏は酷暑となるため、近隣の遺跡巡りなどをするのであれば、ベストシーズンは冬といえる。
時差: 日本との時差は-4時間

イスラマバードの旅行情報

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イスラマバードの空の玄関口

イスラマバードの空の玄関口は「ベナジル・ブット国際空港」である。旧名称は「イスラマバード国際空港」であったが、2008年6月20日、暗殺されたベナジル・ブット元大統領に因んで改名された。パキスタン国際航空におけるハブ空港の中の一つであり、パキスタン空軍と共有されている。

イスラマバードから南に15km、ラーワルビンディー寄りに位置する。事実上、ラーワルピンディーはパキスタン最大の交通の要衝といえる。現空港から南西30kmの位置に、新空港を建設中である(2010年開港予定)。

現在日本からの直行便は無く、パキスタン国際航空を利用して北京経由で行く(所要時間約12時間)他、アジア各地や中近東の都市を経由して行くことになる。空港からの移動はタクシーを利用するのが一般的である。市内までの所要時間は30分程度。料金は交渉制であるが、約150Rs(夜間は割増)。

イスラマバードの観光スポット

シャーファイサルモスク
北部に位置する世界最大級のモスクである。イスラマバードのランドマークとなっている。サウジアラビアからの寄付によって建てられた。高さ約90ｍミナレットが4本たっていて、数万人が一度に礼拝できる規模といわれている。

ローズ＆ジャスミンガーデン
南東部のシャカルパリアン公園という広い公園の敷地内にある。バラとジャスミンの花が2万平米以上の敷地に植えられている。見ごろはバラの盛りである3月頃である。

マルガラ・ヒル
ダマンコー展望台があり、南面からイスラマバードの街の整然とした様子が一望できる。展望台の脇にはプレートに町のレイアウトが書かれたものがある。麓から展望台までの所要時間は徒歩で1時間程度、車の場合は10分程度である。

ラーワルビンディー
隣町。交通の要衝として栄え、古くからこの地域の中心であった。地元では「ピンディー」と呼ばれている。バザールや街並みなどは昔ながらの雰囲気を残している。

その他イスラマバードの観光スポット
ロク・ヴィルサ民族博物館、バザール。

イスラマバードのグルメ

イスラマバードには多くのレストランがあり、高級店からファーストフードまで幅広い料理を楽しむことができる。中でも、ブルー・エリアやジンナー・スーパー・マーケットの周辺には人気のスポットが多くある。ホテル(マリオット、ホリデイ・イン)のレストランも評価が高い。また、ケバブのスタンドや食堂などは、アッパラやメロディ・マーケットに並んでいる。代表的な料理には、ケバブ、マサラ、カレー、キーマなどがある。