タンパ旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

タンパについて

タンパはアメリカ合衆国フロリダ州西海岸、オーランドの西方約130km、タンパ湾の奥部に位置する商工業及び観光、保養都市。隣接するセントピーターズバーグ、クリアウォーターと共に人口約270万人(2007年)の大都市圏を形成する。
フロリダ半島中部西海岸、メキシコ湾沿いの都市は東海岸（太平洋側）の都市がアクティブなのに対して、のんびりとして落ち着いた空気が漂っているが、19世紀前半までは海賊船が出没し奴隷貿易が行われていた。現在は高層ビルが建ち並ぶ、半導体工業の街でもある。娯楽産業も発達しており、湾岸ではヨットやクルーザーなどマリンスポーツのメッカ。空港の近くにはMLBの人気チーム、ニューヨーク・ヤンキースの春季キャンプ地もある。

タンパの基本情報

通貨: USドル
人口: 約34万人
言語: 英語
民族: 白人約65%、アフリカン・アメリカン約26%他、アジア、先住民、ハワイアンなど。

面積: 441.9km2
位置: 北緯27度58分西経82度27分
気候: 熱帯に近いフロリダ気候
時差: マイナス14時間（日本よりも14時間遅れている）サマータイム期間は－13時間（日本よりも13時間遅れている）

タンパの旅行情報

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イーボーシティ

ダウンタウンからテコライン（市電）で約10分のイーボーシティ（Ybor City）は、かつて"The Cigar Capital of the World"といわれ、19世紀後半よりキューバと葉巻の貿易で栄えた街。最盛期には200の葉巻工場があり、年間7 億本の葉巻を生産していた。

イーボーシティは当時の面影を色濃く残す街で、葉巻工場だったれんが造りの建物が点在し、キューバやスペインなどラテン系の料理店などが軒を連ねている。その街並みは歴史保存地区に指定されているそうだ。

そんな古い街並みに隣接する地区には、ショッピングモールなどの開発も進み、カラフルな路面電車が走っている。新旧入り交じった風景は、フロリダの中でも独特な雰囲気を持ち、ナイトスポットとしても人気の街だ。

タンパ周辺の美術館

タンパには、20世紀及び現代アートの豊富なコレクション及び古代ギリシャ、ローマの遺品のコレクションで知られているタンパ美術館や、アフリカ系アメリカ人の美術館（African American Museum of the Arts）がある。

また、タンパの隣町セント・ピーターズバーグにはサルバドール・ダリ美術館があり、ダリのプライベートコレクションとしては世界最大で、100点を超える水彩画、油絵96点、その他スケッチやブロンズ像など、計2,000点を超える作品を所蔵している。作品には、ロシア人妻のガラや故郷のカタロニア、早世した兄への思いを綴った絵画など、ダリの内面が溢れており、彼の人間性を垣間みられる貴重な美術館だ。

ブッシュガーデン

その街中に突如として現れる美しく巨大なパークが、ブッシュガーデン・アフリカ。以前はブッシュガーデン・タンパという名前だったが改称された。その名の通りアフリカをテーマとしたパークで、園内はモノレールやケーブルカー、汽車に乗って移動できる。動物見学だけではなく、ジェットコースターやショーもあり、動物園と遊園地がひとつになったようなところだ。

動物園の方は、草食動物は放し飼い、つまりサファリパークであり、遊園地にいくつもあるコースターは、そのどれもがメジャー級の巨大なものばかり。さすがはアメリカ、スケールが違う。そして嬉しいことに、オーランドのテーマパークのような長蛇の列がここにはないのだ。

フロリダ水族館

フロリダ水族館では30,000種を超える水生植物や水生動物を見ることができる。館内は「珊瑚礁」「湿地帯」「ベイ＆ビーチ」など８つのギャラリーに分かれている。外部の自然光を取り入れるように設計された空間では、鳥や植物などをふくめて、マングローブの自然形態が再現され、シーカヤックなどでマングローブ林に迷い込んだかのような印象を受ける。

タッチタンクでは愛嬌あるアカエイに触れてみよう。この水族館は、別途エコツアープログラムも持っていて、水族館の正面から船に乗って、実際の海で自然観察などをすることが出来るようにもなっている。また、事前予約をしてサメと一緒にダイビングすることもできるとか。各所に置いてあるロッキングチェアに腰掛けて、いつもと違った水族館体験をぜひ。