ベトナム航空(Vietnam Airlines)は国営の航空会社で、ベトナムのフラッグキャリア。 1956年に宗主国のフランスからハノイ・ザラム航空が返還された際に、ベトナム航空局として1989年に設立されたのが始まりである。当初はベトナム国内2都市間のみの運航だったが、1970年代よりラオス・カンボジア・中国・タイなどのアジア主要都市を中心として国際線の路線も拡大。現在ではアメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアにも就航し、国内18都市、世界27都市とのネットワークが築かれている。
ベトナム航空は2007年に12機のボーイングB787、20機のエアバスA321を購入するなど最新鋭機の導入を積極的に進めており、2020年には150機程度まで機材が増える見込みである。ベトナムの高い経済成長率を背景に、さらなる発展が期待される。