アメリカンブレックファースト(American Breakfast)とはホテルなどの朝食メニュー形態のひとつでコンチネンタルブレックファースト(Continental Breakfast)に温かい卵料理や肉料理、ポテト、の組み合わせとなる。
※コンチネンタルブレックファーストとは火を通さない簡単な料理中心としたものでハム、チーズ、パン、フルーツ、ヨーグルト、ジュース、コーヒー、紅茶の組み合わせとなるが、国によってとらえ方も異なるため、パンと飲み物だけといった簡素な場合もある。
アメリカンブレックファーストいってもアメリカの朝食という意味ではない。アメリカは移民の国であるので様々な形態の朝食がある。各移民が出身国の伝統を持ち込んでおりかつアメリカの土地で生み出された新たな選択肢も加えられている。現在でも出身国の朝食形態をとっているところも多く、イギリス系の人はイギリスの、中国系の人は中国の朝食を摂ることも少なくない。
日本の旅館では客間でそれぞれに配膳するのが正式な給仕法であるが、食堂でのビュッフェ形式で提供することもが多くなっている。世界的にも朝食の内容に関して、お国柄や個人差が大きくでる部分でもあり、外国人観光客が泊まるようなホテルでは、少なくともコンチネンタルとアメリカンのどちらかのスタイルが選べる様式がみられる。