トリバンドラム旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

トリバンドラムについて

トリバンドラムはインド、ケララ州の州都で、かつてはトラヴァンコール潘王国の都として栄えたインド南端の街だ。約20㎞離れた場所にあるソマティラムは、ヨーロピアンが多いビーチリゾートで、本格的なアーユルヴェーダ療法を受けられる施設もそろう。南インドは、アーユルヴェーダ発祥の地で、本場だけにメニューが充実しており1日から1ヶ月まで様々なプログラムが用意されている。トリバンドラム自体はインドで最も多くの観光客が訪れる都市ではないが、ケララ州のせき止められた水域の中心地に位置しているため、驚くべきいくつかの宮殿、寺院、博物館、自然名所が近くに見られる。ここにはいくつかの興味深い博物館や歴史ある要塞地区があるが、ほとんどの観光客はこの都市から出て周辺地方を探索することが多いようだ。

トリバンドラムの基本情報

通貨: インドルピー
人口: 約75万人（2001年）
言語: ヒンディ語、英語
民族: トルコ・イラン、インド・アーリヤ、スキト・ドラヴィダ、モンゴロイド・ドラヴィダ、モンゴロイド、ドラヴィダの7種
行政区画: 市

面積: 141.7km2
位置: インド南部ケララ州
気候: 亜熱帯性気候、雨季と乾期に分かれる
時差: -3.5時間

トリバンドラムの旅行情報

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カナカクンヌ宮殿

トリバンドラム地区は、民俗学、文学、政治歴史、近代都市と宗教との融合を反映した遺跡などが存在し、基盤を築いたのは植民地支配を行っていたイギリス人であった。カナカクンヌ宮殿は、ケララ州の植民地時代の遺産と証拠ともいえる建物で、まさにトラバンコール最後の王の豪勢さを象徴している。

この宮殿は、伝統的なトラバンコール様式の素晴らしい建築で、広大な敷地は一般に開放されている。夕方になると、何百人もの地元の人々がこの宮殿の周辺を訪れ、運動や散歩、気分転換をしている様子がうかがえる。地元の人々の生活をかいま見ることのできる最適な場所のひとつといえるだろう。宮殿の敷地では、さまざまな文化行事などが行われる。この宮殿は博物館どおりに面している。

シュリ・バドマナーバブラム寺院

ケララ州で最古の寺院であるシュリ・バドマナーバブラム寺院は、ヒンドゥー教徒以外の立ち入りを禁止しているが、トリバンドラムのまさに中心にあるこの寺院に、訪れる人は驚き見入ってしまうであろう。7階建ての本堂にはヒンドゥー教のヴィシュヌ神が祀られており、ケララ寺院建築の代表とも言える。

本堂の入口では、信者が儀式のときに使用する巨大な池があり、訪れた人々は水面に映る寺院の素晴らしく美しい写真を撮ることができる。この寺院には、1年中たくさんの人々が参拝に訪れている。蛇の王アナンタに寄りかかるヴィシュヌ神像の大きさは約5.5mあり、この寺院はまさにトリバンドラムのランドマークだ。トリバンドラム（ティルヴァナンタブラム）は、「アナンタの地」を意味している。

トリバンドラム動物園

トリバンドラム動物園はナピエル博物館の付属施設として造られ、インドで最古の最も設備が整った動物園のひとつである。ナピエル博物館は1855年に開設された芸術と自然の博物館で、銅像、彫刻、古美術品、寺院の輿などの歴史的価値をもつ品々が数多く展示されている。

トリバンドラム市の中心地に青々と茂った植物園があり、その園内にあるトリバンドラム動物園は小規模ながら75種類以上のインドの野生動物を見ることができ、インドサイ、ベンガルドラのような貴重で珍しい動物も見ることができる。最近ではヘビ館を新規に開館し、さらには野鳥飼育場、爬虫類館に及び世界で最も優れた施設のひとつと言われている。広大な植物園を散策すれば、ケララ州原産の植物の数多くを見ることができ、植物相を学ぶことができる。

コバラム・ビーチ

南の楽園としても知られるコバラムは、ケララ観光では外せないスポットだ。トリバンドラムからほんの数分で行くことができる。美しいビーチとツーリストリゾートが有名で、ライトハウスビーチ、ハワビーチ、サムドラビーチの3つのビーチがある。一番人気のビーチは、南に位置するライトハウスビーチで、遠浅の海は海水浴に最適だ。3つのビーチは透明な海、岩の多い岬を有し、豊富なウォータースポーツをすることができる。

また、シーフード・レストランもあり新鮮な魚介を味わうことができる。さらに、ケララ州はアユルベーダの中心地として知られており、インドでも伝統的な治療として世界的に有名だ。ビーチリゾートでは、この独特なオイルを使ったアユルベーダ・マッサージを受けることもできる。