トリノはイタリア北西部、フランスとスイスの国境にある赤ワインの名醸地であるピエモンテ州の州都。アルプス山脈南麓に位置するトリノは、古い歴史を持ちイタリア統一時はイタリアの首都にもなった由緒ある都市である。
サヴォイア公国の都として、 統一前より永年にわたって宮廷文化が花咲き、歴史と芸術、そして近代の息吹きとが交差する街。起源はローマ帝国時代にさかのぼり、そのため他のイタリア中世都市と異なり、通りが碁盤の目のように規則正しくなっているため、街中の移動は簡単である。
ローマ、ミラノ、ナポリに次ぐ人口第4位の都市であり、またイタリア第2の工業都市のトリノは、自動車メーカー「フィアット」の本拠地で、自動車産業が大変盛んな街である。また、2006年には冬季オリンピックの会場となった。