ローマの観光スポット
「ローマは一日にしてならず」とことわざでもある様に、ローマは見どころ満載である。
あの名作「ローマの休日」のロケ地巡りだけでも、ローマを満喫できる。アン王女の足跡を辿ってみよう!
宮殿から抜け出したアン王女が眠ってしまったのが、コロッセオ(紀元80年頃完成したローマ発の一大娯楽施設。完成時
には連続100日間にもおよぶ闘技会が開かれたという)の前。アン王女が髪を切ったのはトレビの泉(コインを投げ入れると
もう一度ローマに来ることができるという伝説がある)にある床屋さん。(現在は手袋屋さんになってる)
アン王女がジェラート片手に降りてくるスペイン階段(階段上にあるトリタディモンティ教会により作られた)で新聞記者に再開。
アン王女が新聞記者とお茶をするのがパンテオン(ルネッサンス芸術の巨匠ラファエロが眠る古代ローマの建物)前のカフェ。
二人がデートで訪れるあの名シーン真実の口(実際神様では無く、古代の井戸の蓋と言われてている)は、
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の入口にある。
船上パーティが開かれたテヴェレ川沿いに映し出される古城がサンタンジェロ城。(大天使ミカエルがここに降り立ち疫病を終わらせた
逸話からこの名に。橋には天使の像が並ぶ)ラストシーンでアン王女が記者の質問に答える会場がコロンナ宮(現在は土曜日午前中のみ
美術館として公開)。
ローマの歴史
古代ローマの文明は、紀元前8世紀または9世紀頃から始まり約2800年の歴史がある。
北方からの民族が、テヴェラ川河畔に定住して以来、絶えることなく人が住み続け
約千年の間、150万人から200万人の人口を持つ世界最大都市となり、何世紀もの間
ローマ帝国の首都であった。
15世紀以降は、キリスト教の高まりでローマ教皇領の首都として栄え、ルネッサンス文化の中心となる。
現在も、ローマはイタリアの首都で文化や経済、政治の中心であるとともにカトリック教会の中枢、また
古代文化が点在する世界的観光都市として親しまれている。
ラツィオ地方の郷土料理
イタリア料理は好きな人も多いが、同じイタリア料理でも土地によって郷土料理は大きく異なる。 例えば、海側はやはり魚介類(ペスカトーレ)、内陸は肉類(パルマの生ハム)、北イタリアでは乳製品(パルミジャーノ・レッジャーノ)、南イタリアはトマトやオリーブ(マルゲリータ)等、その地方によって特色がある。
ローマがあるラツィオ地方の代表的な郷土料理は、
・スパゲッティ・アッラ・カルボナーラ:グアンチャーレかパンチェッタ、ペコリーノ・ロマーノやパルミジャーノ・レッジャーノを使ったスパゲッティ。カルボナーラは、「炭焼職人風」という意味
・ペンネ・アラビアータ:唐辛子を利かせたトマトソースにペンネを絡めた料理。アラビアータは「怒りん坊」という意味
・アマトリチャーナ:トマトソースにグアンチャーレやタマネギ等を加えたもの、ペコリーノ・ロマーノチーズを使うのがローマの特徴。アマトリチャーナは「アマトリーチェ風」という意味でラツィオ州にある町の名前
是非、その土地の郷土料理を味わおう。