広島空港は1993年（平成5年）10月29日に新広島空港として供用開始し、それと同時に旧広島空港は広島西飛行場へと名称変更した。1994年（平成6年） には広島空港へ名称変更した。広島空港は広島県のほぼ中央に位置し、広島市より約50kmの三原市本郷町に設置されている。羽田線を中心に多くの路線が就航し、年間利用者数は約270万人であり、中四国地方最大級の国際空港として、人流・物流を支える空の窓口として大きな役割を果たしている。
周辺には、エアポートホテル、フィレストヒルズガーデンといったテニスコートやプール、ジムなどを備えた宿泊施設があるほか、サイクリングロードや日本庭園（三景園）、ゴルフ場などのアクティビティも充実している。

※運航スケジュール、料金、機種等は予告なしで変更される場合もありますので、各航空会社にご確認ください。
※時間は、すべて現地時間で表示しています。

広島空港には空港駐車場、県営第一駐車場、県営第二駐車場、民営正広駐車場と4つあり、トータルで全3800台停める事が可能です。民営正広駐車場のみ6：30～22：00までと営業時間が短いがそれ以外は24時間営業しており、どの時間のフライトにでも対応出来る。普通車の場合は、利用時間によって料金が異なるが、30分100円から最大800円となる。バイクの場合は普通車料金の半額（10円以下は切り捨て）、マイクロバスの場合は普通車料金の3倍の設定となっている。支払いは現金の他に一部の事前精算所ではクレジットカードの使用も出来る。また、県営駐車場と民営駐車場は定期券購入も可能で1ヶ月5000円となる。7日間以上、旅行に行く場合はこちらを購入した方がお得ということになる。

国際線チェックインロビー・カウンターは2階に設置されており、ターミナルの右半分が国際線用のスペースである。中国地方最多の国際線をもつ空港でもあり、カウンターは幅広い印象である。
ANA/JALは国際線における自社便による運航はなく、チャイナエアライン、中国東方航空、中国国際航空と共同運航を実施しているのみとなっている。

国際線チェックインは、通常1時間前までに済ませることになっているが、混雑等により時間がかかる場合もあるため、早めに空港に到着し、手続きを済ませることを勧めている。一般的には、出発の2時間前が目安である。

チェックインは預ける荷物のX線検査を受け、カウンターで航空券とパスポートを提示して、手続きが終わると搭乗券とお荷物の引換証を受け取る。

ターミナルの駐機方式はフロンタル方式、動線方式は2層方式に近い1・1／2層方式である。 1階に到着口、2階にチェックインカウンターと売店、搭乗口、搭乗待合室、3階にレストランと展望デッキのある分かりやすい設備構造である。正面に向かって左側が国内線、右側が国際線となっており、中央に大きな吹抜がある。

2階は国内線・国際線が一体となった横に長い構造であるが、1階は、中央のアトリウムを挟んで国内線側と国際線側で独立した構造になっている。国内線側は左側にスプリング・ジャパン、JAL、右側にANAのカウンターがあり、その中央に搭乗口がある。

ターミナル内のサインシステムは、濃灰地に白文字で統一されている。出発は緑、到着は黄色の図柄を使っているのも他の空港同様である。主な案内板には日本語のほか、英語、中国語、韓国語が併記されている。

中央のテラスを挟んで、左側に国内線、右側に国際線の待合室がある。国内線搭乗待合室は、AゲートからGゲートまでの7つのゲートが設置されており、2番、3番、5番、6番の4か所の搭乗橋がある。
売店は航空会社系列の2店舗（BLUESKY・ANA FESTA）が出店。ラウンジもJALラウンジとANAラウンジsignetがある。国際線搭乗待合室に免税売店がある。1階国内線到着ロビーに1店舗（ファミリーマート）あり、2階出発ロビーにショッピングプラザがある。
飲食店は1階国内線到着ロビーに1店舗（ごはんや）、2階ショッピングプラザに2店舗（MELLOW BROWN COFFEE、エアポートプラザカフェ）、3階に6店舗がある。3階はレストラン街で、「かなわ」「ロイヤル」の2つの大型店と「菜の里」「てっ平」の二つの専門店、そして「お好み広場」というフードコートがある。広島の味として知られるかきやお好み焼きなどが充実している。