ケローナ旅行｜ena(イーナ)の海外旅行ガイド

ケローナについて

カナダのブリティッシュ・コロンビア州の内陸、トンプソン・オカナガン地域の中心地。BC州内陸部最大の都市である。静かなオカナガン湖の景観に加え、穏やかな気候のため人気の都市で、近年カナダでも指折りの速さで開発が進んでいる。
カナダ人が老後に一番住みたい町にも選ばれている。カナダ有数のサマーリゾートでもあり、湖沿いに広がるビーチは海には遠い内陸部の人々が湖水浴を楽しむところだ。バンクーバーなど太平洋沿岸の都市からもロングドライブして訪れる観光客が多く、道中にはオカナガン地方で産出された新鮮なフルーツスタンドなどが立ち並ぶ。
湖周辺で休暇を過ごす一方で、多くのゴルフコースも点在しており、スポーティーに過ごすことができる。オカナガン湖に住むと言われる伝説の怪獣「オゴポゴ」で注目された時期もあったが、今では落ち着きを取り戻している。

ケローナの基本情報

通貨: カナダドル
人口: 約12万人
言語: 英語／フランス語
民族: 白人が多く占める

面積: 228.4km2
位置: 北緯49度53分　西経119度29分
気候: ケローナは、湿潤大陸性気候に分類されるが、地域南部ではステップ気候に分類される。年間通じて比較的乾燥し温暖な気候。
時差: マイナス17時間（日本よりも17時間遅れている）サマータイム期間はマイナス16時間（日本よりも16時間遅れている）

ケローナの旅行情報

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ケローナの観光スポット

この地方は夏は乾燥して天候がよく冬は寒いという気候のため、葡萄畑をはじめとして果樹園がたくさんあり、果樹産業をテーマとした果樹産業博物館まである。また、ダウンタウンの中心部にあるケロウナ博物館はインディアンや毛皮猟師、鉄道建設に携わった中国系移民の歴史など、小さいがよくまとまった展示がされている。

オカナガン湖には珍しい浮き橋が架かっており、たもとにある公園にはオカナガン湖に住むという伝説の怪獣オゴポゴの像がある。ケローナ市周辺には多数のゴルフ場やワイナリーが存在し、重要な観光資源として知られている。また、ケローナ市内から車で2時間以内の所に2つの大規模スキーリゾート、ビッグホワイト（Big White）とシルバースター（Silver Star）もあり、冬には多くのスキー客が訪れる。

ワイナリー巡り

ブリティッシュ・コロンビア州で育ったぶどうから生産されるワインは独特の味わいがあり、国際的に有名な賞を数多く受賞している。世界中のワイン愛好家の心をつかみ、ワインを楽しむためにこの地を訪れる観光客も着実に増えているのだ。オカナガン地域には全体で72カ所、ケーウナだけでも10カ所ほどのワイナリーがあり、ワイナリー巡りはケーウナの観光の目玉ともいえるだろう。

ケローナやオカナガン北部は、ピノグリなどの白ワインで知られており、ペンティクトン、オリバーなどのオカナガン南部は赤ワインが中心。銘品の多くは直接ワイナリーを訪れなければ手に入りにくいものなのだそう。

季節ごとに催されるワイン・フェスティバルも大人気。特に10月初旬の秋のワイン・フェスティバルは規模も大きく、チェックしたいイベントだ。飲めない人もワイナリーに併設されたレストランで美しい葡萄畑を眺めながら美味しい料理を食べれば、忘れられないひとときになるに違いない。

ペンティクトン

ケローナと並ぶオカナガン・ワインルート観光の拠点でもあるペンティクトンは、ケローナから南に約50キロに位置する。オカナガン湖とスカハ湖に挟まれたリゾート地で、「ピーチ・キャピタル」の愛称で呼ばれている。桃や葡萄などフルーツの名産地として、道路沿いにも多くのフルーツスタンドが立ち並ぶ。

観光案内所にはワイン・インフォメーション・センターが併設されており、ワイナリー巡りの情報が手に入る。町の中心は、メイン通りMain St.とマーチン通りMartin St.。観光客の集まるリゾートエリアは、東西に公園やビーチが続くオカナガン湖畔一帯。

ヴァーノン

オカナガン地方には、３都市（ケローナ、ペンティクトン、ヴァーノン）が並んでいるが、ヴァーノンは、その中でも最も静かな雰囲気を見せている。ヴァーノンの中心部は町のほぼ中央を南北に縦貫するハイウェイ #97（32nd St.）と、それに直交する30th Ave.、32nd Ave.のあたり。バスディーポやホテル、博物館などもこの周辺にあり、バスディーポそばにあるヴァーノン博物館Greater Vernon Museum & Archivesには、この付近に居住するインディアンのセイリッシュ族の暮らしの資料や開拓時代の写真が展示されている。

町の南にはポルソン公園Polson Parkがある。周辺にはバードウォッチングのスポットがたくさんあるが、町なかの公園でもキングフィッシャー（カワセミ）をはじめ、さまざまな野鳥が見られて、自然を愛する地元人の憩いの場となっている。