モントリオール(フランス語: Montreal、英語: Montreal)は、カナダの東部、ケベック州の都市である。フランス語発音ではモンレアル。
ケベック州最大の都市であり、カナダ全体でもオンタリオ州トロントに次ぐ第2の都市である。大都市圏の人口約370万人(2009年横浜市程度)は北米で15番目、世界第77位の規模。2010年、アメリカの外交専門誌フォーリンポリシーにより、世界第31位のグローバル都市に選ばれており、カナダではトロントに次ぐ第2位である。住民の大半がフランス系を中心にしたヨーロッパ人である一方、市の約26%は非白人。モントリオール大都市圏の約3分の2が第1言語をフランス語とするが、多くの住民が英語も話す。
パリ、キンシャサ(コンゴ民主共和国)、アビジャン(コートジボワール)に次いで世界第4の規模をもつフランス語圏の都市であり、フランス文化の薫り高い異国的な雰囲気、美食の町、石造りの住宅街、街中にある数多くの教会、パリのメトロに似たゴムタイヤの地下鉄、石畳のヨーロッパ調の旧市街の街並みなどから観光客向けに「北米のパリ」と宣伝される。Joie de vivre(生きる喜び)を信条とするなど、生活や暮らしにもラテン的精神文化を色濃く反映している都会。