2010年3月11日都市圏で3番目の空港として茨城空港が開港した。茨城空港のコンセプトとして安い・気軽・コンパクトの3つを特徴としている。1つ目の安いとは、機体稼働率を高めることによる高い生産性と空港使用料が安く、折り返し時間の短縮が可能な、大都市圏のセカンダリー空港を使用するねらいがある。海外で成長著しいローコストキャリア(LCC)の誘致を図っており日本国内初の試みとなっている。
茨城空港が、他の空港と違うところは、航空機は駐機場を旋回するように進入し、ターミナルに向かって斜めに駐機する。出発時、航空機は自走しながら方向転換できるため、プッシュバック作業が不要となる。そのため折り返しの時間短縮、人員削減、専用車、維持費の削減が可能となる。
また2つ目の気軽とは羽田や成田のように電車で乗り継ぐのではなく直接車で空港まで行けることと駐車場が無料というメリットがあるので気軽に荷物を積んで空港まで行き何日でも停車が出来る。
そして3つ目のコンパクトとは到着したらすぐに1Fで手続きが完結してしまうので大空港のように何処へ行ったら良いのか迷う必要がないという点である。2019年05月現在、国際線の定期路線は春秋航空の上海便、イースター航空のソウル便(仁川空港)、タイガーエア台湾の台北便(桃園空港)が運航している。
国内線も開港当初は神戸のみであったが、札幌、福岡、那覇にも運航している。今後地方空港のメリットを活かし活性化を目指しているのが茨城空港である。