大分の空港の歴史として、旧大分空港は、旧大分海軍航空隊基地として1938年に大分市内に開設された。第二次世界大戦後はアメリカ軍により使用されていたが、1956年に返還された。その後整備され、1957年に国内線の空港として供用が開始された。
しかし市街地に近く、また滑走路の両端を川に挟まれているために延伸することが不可能であったことにより、新空港の建設が検討されるようになり、1968年に国東市での建設が決定。1971年に「新大分空港」として完成した。当初は全日空（ANA）と東亜国内航空（TDA）による、東京・名古屋・大阪・高松・福岡・鹿児島間の定期便でスタート。また大分市内と大分空港を結ぶホーバークラフトも就航した。
その後香港やシンガポールへのチャーター便も就航し、1992年4月には初の国際定期便として大韓航空のソウル線が開設された。
ホーバークラフトは2009年に運休となったが、バスなどで大分空港にアクセスすることができる。
マスコットキャラクターはペンギンのマーシャルくん。

※運航スケジュール、料金、機種等は予告なしで変更される場合もありますので、各航空会社にご確認ください。
※時間は、すべて現地時間で表示しています。

大分空港に最も近い駅はJR杵築駅。杵築駅まで鉄道で移動し、杵築駅からタクシーまたは路線バスを利用するか、各地から出ている空港特急バスエアライナーやタクシーなどを利用する方法がある。

【大分駅～大分空港間】タクシーで約60分、空港特急バスエアライナーで約60分 【別府駅～大分空港間】タクシーで約40分、空港特急バスエアライナーで約45分 【湯布院～大分空港間】タクシーで約55分、湯布院高速リムジンバスで約55分 【杵築（きつき）駅～大分空港間】タクシーで約30分、路線バスで約40分 【杵築インターチェンジ～大分空港間】空港特急バスエアライナーで約16分 【駐車場】空港ターミナルビル前に大分空港駐車場がある。このほか空港周辺に民間の駐車場が5つある。（送迎つき）

大韓航空のソウル線は日本各地に就航していて、大分もその一つ。人気の観光地であるソウルに約1時間30分のフライトでダイレクトに行けるのはやはり便利。またソウルを経由して世界の主要都市（約100都市）にアクセスできる。大分－ソウル間は週2便なので、実際にはソウル～目的地間の就航曜日を考慮する必要があるが、大韓航空が2014年4月現在ソウルから就航している世界の主な都市は次の通り。

【アジア】北京/上海/天津/大連/青島/瀋陽/延吉/広州/深セン/昆明/武漢/厦門/西安/香港/台北/ウランバートル/バンコク/チェンマイ/プーケット/ハノイ/ホーチミンシティ/シェムリアップ/プノンペン/シンガポール/クアラルンプール/コタキナバル/ジャカルタ/デンパサール/マニラ/セブ/ムンバイ/カトマンズ/タシケントなど

【北米・南米】ロサンゼルス/サンフランシスコ/シアトル/ニューヨーク/アトランタ/シカゴ/ダラス/ワシントン/ラスベガス/ハワイ/グアム/バンクーバー/トロント/サンパウロ

【ヨーロッパ】ロンドン/パリ/フランクフルト/アムステルダム/チューリッヒ/ウィーン/マドリッド/ローマ/ミラノ/プラハ/イスタンブール/モスクワ/サンクトペテルブルグ

【中東・アフリカ】ドバイ/テルアビブ/カイロ

大分空港の旅客ターミナルビルの1階は国内線のターミナルと国際線ターミナルに分かれている。免税店でのショッピングは出国後に楽しむことができる。免税店は酒・タバコ・化粧品・菓子などを取り扱っていて、大分の焼酎や大分や九州の特産品も買えるのが特徴。

送迎デッキやレストランは国内線ターミナルの3階に、お土産やお弁当を買える売店や書店、カフェ、有料待合室は国内線ターミナル2階にある。

赤ちゃん連れや障害のある方のための設備も整っている。ベビーカーと一緒に入れるようなトイレや、点字サインや点字ブロック、筆談ボードがあるほか、トイレには杖ホルダー、階段には握りやすく腰に負担がかかりにくい波状手すりが一部設置されている。

大分の代表的な特産品は、生産量日本一のかぼすや乾し椎茸のほか、豊後牛、とり天、とりめし、だんご汁、やせうまがあげられる。このほかハモ、柚子、豊後梅、スッポン、姫島カレイ、きつき茶、みかん、牡蠣、わさび、地ビール、関サバ、関アジ、ふぐなども有名。空港内の売店でもこれらの商品の取り扱いがあり、九州他県の特産品も含めてお土産にうってつけ。空港限定商品もあるので、出発前にじっくり時間を取ってあれこれと物色すると楽しめるだろう。なおこれらの商品はお取り寄せサイトから注文することもできる（発送は国内のみ）。

もちろんこれらの特産品を、大分空港旅客ターミナル3階にあるレストランで味わうこともできる。お腹を空かせて空港に行くとよいだろう。