福岡空港は昭和19年2月に旧陸軍が席田飛行場として建設に着手し、昭和20年5月に滑走路を完成したが、終戦により昭和20年10月に米軍に接収されるところとなり、その後米軍管理のもと板付基地として運営されてきた。
この間、昭和26年10月に民間航空の国内線として、東京―大阪―福岡の航空路が開設され、昭和40年9月には定期国際線として、福岡-釜山の航空路が開設されるところとなり、以来西日本における国際線を有する幹線空港として米軍管理の下で発展してきた。
その後、昭和45年12月に日米安全保障協議委員会において運輸省への移管が決まり、昭和47年4月に運輸大臣が設置し及び管理する第二種空港として供用が開始され、同時に「公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律」による特定飛行場に指定された。
2014年4月現在は、国内線24路線、国際線20路線を有し、年間の乗降客数は約1千8百万人を数え、福岡空港は、九州の表玄関としての役割を果たしている。