ペルー共和国(通称ペルー)は、南アメリカ大陸ほぼ中央に位置し、国土はコスタ(海岸砂漠地域)、シエラ(アンデス山岳地域)、セルバ(熱帯雨林地域)と、大きく3つの地域に分けることができる。紀元前から古代文明が栄えており、16世紀までは当時世界最大級の帝国であったインカ帝国の中心地であった。
また、スペイン人の征服以来ペルーに住む人々はキリスト教文化を取り入れていったが、ペルーに元々存在した宗教的要素などが完全に消え去ったわけでもなく、伝統宗教や言葉を大切にしてこの文化を取り入れない先住民もいるため、彼らは背反を重ねて、現在まで至っている。
産業関係では、銀・亜鉛・鉛などの鉱業を産業の中心に輸出しているが、石油やガスなどの天然資源も産出している。また、漁獲高でもあり、水産業ではイワシを加工した魚油や肥料が世界的に輸出されている。なんと言っても、ペルーはマチュ・ピチュやナスカの地上絵といった世界遺産が11ヶ所もあるのが有名だ。