ブルネイ・ダルサラーム国(ブルネイ・ダルサラームこく)、通称ブルネイは、東南アジアのイスラム教国。諸説あるがサンスクリット語から名付けられたブルネイと、アラビア語で平和の地を意味するダルサラームで、「平和な国、ブルネイ」という意味をも つ。500年以上に亘る王室遺産を受け継ぐ文化と伝統に満ち溢れた国である。カリマンタン島(ボルネオ島)北部に位置し、北側を南シナ海に面するほかは陸地ではマレーシアに取り囲まれている。首都はバンダルスリブガワン。元首はハサナル・ボルキア国王(スルターン)。
この地域で最も古い王国の一つで、5世紀の資料によれば、414年にブルネイがヒンズー教・仏教の都市国家として存在していた。世界最大の水上集落と国王が居住する世界最大の王宮(イスタナ・ヌルル・イマン)が隣り合わせに共存しているのを目の当たりにできるのは、ブルネイだけ。
石油や天然ガスなどの資源を多く埋蔵しており、経済的には非常に豊かで、ASEANの一員になっている。