ミャンマーは、日本から約4,500km離れたインドシナ半島に位置する東南アジアの国である。日本では「ビルマ」と言った方がピンとくる人が多いかもしれないが、ビルマと呼ばれていたのは1989年まで。現在の正式名称は「ミャンマー連邦」である。
東南アジア独特の開放的な雰囲気と、立ち並ぶ仏塔、人々の活気溢れる街並は、どこか懐かしい古き日本を感じさせる。そして、この土地に住む人々の生きるエネルギーに満ち溢れた力強い眼差し。ミャンマーの空気に触れた時、現在の日本人が忘れかけていた原風景を想起し、新しい力がみなぎってくるのを感じるだろう。
ミャンマーは他のアジア各国に比べても物価が安い。一概に日本との差がどれほどあるのかを比較することはできないが、例えばミャンマーでは紅茶が一杯250チャット(約25円)、ラーメンなら350チャット(約35円)で食べることができる。節約旅行のようにお金を出し惜しみすることなくリッチな気分が味わえるのが旅行者にとってありがたい。