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アイスランドについて

アイスランド(アイスランド共和国)は、ヨーロッパ最西の北大西洋上、北極圏近くにある島国である。フェロー諸島の北西、グリーンランドの南東に位置する。主な領土はアイスランド島であり、漁業基地のヴェストマン諸島、北極圏のグリムセイ島などの周辺の島々も有している。国の面積は北海道と四国を合わせた位の大きさ。共和制国家であり、首都はレイキャヴィークで国民の2/3が首都圏に住んでいるとされる。 2010年現在EUに加盟しておらず、独自の通貨アイスランド・クローナを持つ。世界でも希少な、軍隊を持たない国である。漁業が盛んで魚をよく食べることや、温泉が豊富であるなどの日本との共通点がある。また、豊かな自然を誇り、オーロラや白夜などを体験できる。

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レイキャビック旅行

「世界で最も空気がきれいな町」としても知られるアイルランドの首都。

アイスランドの基本情報

正式名称: アイスランド共和国　(Republic of Iceland)
首都: レイキャビック　人口約12万人（2008年）
通貨: アイスランド・クローナ（ISK）
人口: 約32万人(2008年)
言語: アイスランド語が公用語である(英語とデンマーク語の通用度も高い)。
宗教: キリスト教福音ルーテル派が多く、国民の86.1%に達する。
民族: 国民の殆どが、北方(ノルウェー、デンマークなど)のゲルマン民族がヴァイキングとして上陸し、定住したとされるアイスランド人である。

面積: 103,000平方キロメートル
位置: ヨーロッパ最西の北大西洋上にある。北緯63度24分-66度33分、西経13度30分-24度32分に位置する。
気候: アイスランドの気候は西岸海洋性気候である。国土の一部が北極圏にかかっている割には、それほど冬の寒さは厳しくはなく、2月の最低気温の平均は氷点下3度程度である(同緯度のフィンランドなどでは氷点下20度近くになる)。これは、火山島であることや、島を囲むように北大西洋海流(暖流)が流れていることなどによる。オーロラ観測地としては最も暖かい気候の地域とされている。
時差: 日本との時差はマイナス9時間

アイスランドの旅行情報

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アイスランドの空の玄関口

アイスランドの空の玄関口は、国内唯一の国際空港であるケプラヴィーク国際空港である。首都レイキャヴィークから南へ50km、ケプラヴィーク市の近くに位置する。日本からの直行便はなく、ヨーロッパまたは北米の都市で乗り継いで行くことになる。アイスランド航空が毎日1便、ロンドンのヒースロー空港、コペンハーゲン、オスロ、ストックホルム、ボストンより運航しているほか、週数便の定期便が、ヘルシンキ、フランクフルトのマイン空港、アムステルダム、パリ、ニューヨーク、ワシントンD.C.などから運航している。格安航空会社のアイスランド・エクスプレスは毎日1便、ロンドンのスタンステッド空港とコペンハーゲンへ運航しているほか、週3便フランクフルトのハーン空港へ運航している。

空港からは航空便の発着スケジュールに合わせて運行されているフライバス(Flybus)で、所要時間45分、料金1,100ISKでレイキャヴィーク市内まで移動できる。タクシーでの移動も可能。

アイスランドの世界遺産

アイスランドには世界遺産が2つ(文化遺産1、自然遺産1)ある。

・シンクヴェトリル国立公園(文化遺産)
ノルウェーからの移住者により、930年にアルシング（Altingi）と呼ばれる民主的な全島集会が行われた地である。この辺りはユーラシアプレートが東に、北米プレートが西に広がる大西洋中央海嶺の地上露出部分で、大地の裂け目と、独特な岩肌が各地で見られる。40km南西に首都レイキャヴィークがある。

・スルツェイ島(自然遺産)
海底火山の噴火により1963年に出現した無人島である。面積は2.8平方キロメートル、標高は173メートルであり、新島を海底火山の噴火から形成した典型例として知られている。

アイスランドのグルメ

アイスランド料理は、豊富な魚介類と新鮮な羊肉を主な食材とする。ほとんど香辛料を使用せず、調理法のレパートリーは多くないが、質が高く新鮮な食材を使い、調理の手間を惜しまないため、豊かでレベルの高いものとなっている。捕鯨文化を持ち、鯨肉が食材として使われることもある。最近では積極的にフランス料理やイタリア料理の手法を取り入れ、アイスランドの伝統料理との融合も果たされている。

代表的な料理は、ハンギキョート(小羊の燻製)、ハラズフィスクール(スパイスが加えられたタラの干物)、グラフラックス(鮭のマリネに魚卵を添えたもの)、リブラルピールサ(羊のレバーソーセージ)、ブロズモール(羊の血と肉が使われたブラッドソーセージ)など。レストランは、レイキャヴィークには多数、アークレイリには数軒あるが、そのほかの地域では主にホテル内となる。

アイスランドの歴史

アイスランドは9世紀、フェロー諸島を経由してノルウェーを中心とする北欧からやってきた植民者によって建国された。それまでは無人島であった。植民者たちは、民主的な合議による自治を新しい国に目指し、930年に「アルシング」という世界最古の民主議会を発足、植民地支配などで一時中断されるが現在にまで至っている。11世紀以降、ノルウェー、デンマークの植民地支配下に置かれる。19世紀、ヨゥン・シグルズソンを中心に国民は独立運動を起こし、自治法が1874年に制定され、1904年には自治が達成される。1918年、元首と外交をデンマークと共通にする、アイスランド王国として独立。1944年、第二次世界大戦でデンマークはナチス・ドイツに占領され、それを機にイギリス、アメリカが駐留。同年、デンマークから分離し、共和国として完全に独立した。