シェンゲン協定は、ヨーロッパの国家間において 国境検査なしで国境を越えることを許可する協定である。 1997年に署名されたアムステルダム条約ではシェンゲン協定を欧州連合の法として取り入れた。 シェンゲン協定によって国境検査が撤廃された区域は 2008年12月以降で25のヨーロッパの国に広がっている。 加盟国内の査証免除滞在は原則として6ケ月以内90日間となっている。 シェンゲン域外からシェンゲン域内の移動では、 最初の到着地で入国審査があり、最後の出国地で出国審査が行われる。 欧州連合加盟国のうち、アイルランドとイギリスは シェンゲン協定の国境検査撤廃の適用対象から除外されているが、 その一方でこの両国は司法・刑事面での協力に関する規定には参加している。