変圧器とは、電力会社から供給される6600Vや22000Vの高い電圧を、建物内で使いやすいように100Vや200Vの電圧に降圧させる機器である。変成器(へんせいき)、トランスとも呼ぶ。変圧器には、使用条件が指定されており、その使用限度の事を、定格容量という。日本は「電源電圧=AC100V」である。ACというのは交流と言うことである。電気が波の様になっていて、正弦波(sin波)である。交流と言うことで、周波数があり、東日本=50Hz/西日本=60Hzである。約30年前までは、周波数が違うため、引っ越し先によっては「同じ日本国内にもかかわらず電気製品の買い換え」って事態もあった。海外に目をやると、電圧自体が異なる。大体240V~110Vの間で各種電圧が採用されている。国によってバラバラ、更に国内でもバラバラという国も多数存在ている。そんなわけで100V対応に設計された日本国内販売の電気製品は使えない。無理に使うと煙が出る可能性がある。そこで日本の電気製品を海外旅行で使うための強い味方「変圧器」の登場となる。