中国南方航空(China Southern Airlines)は1988年に広州を拠点として誕生した航空会社である。その後2002年に中国系の航空会社との合併により、中国において最大規模の旅客数・便数を誇る航空会社へ発展している。2009年には搭乗者数で世界第3位、アジアでは1位を記録しており、2014年には年間輸送旅客数が1億76万人を記録し、中国の航空会社では初めて1億人の大台を超えた。 また中国南方航空は、31年連続で中国最大の航空会社に認定されており、年間フライト利用者数において、中国本土の航空会社で唯一、世界の上位10位以内に位置付けられている。日本へは1995年に、関空から広州までの便を就航し始め、現在では、関空、成田、中部など全国6都市と広州などの中国各地を結んでいる。また中国南方航空は安全な運航に対して中国航空業界で最も栄えある賞、「Five-Star Flight Safety Award」を中国民用航空局(CAAC)から授与された航空会社でもある。