路線別の2014年1月現在の概況です。各方面お買い得な時期や今後の傾向などの情報が満載です。
<仕入・マーケティンググループ部長 飯島正人>
1~3月の日韓線は、路線の競合がはげしく全体的に低価格帯で推移していますが、12月まで異なり、安価な価格帯から座席が埋まり日によっては席が取りにくくなってきています。おそらく現在が底値と予測します。また、午前発午後帰りという日本からのお客様に有利な、滞在時間の長いフライトパターンにキャンペーンを設定する航空会社もあり、今はまさにお買い得な時期といえます。
日台線は、台湾からの渡航者が多くあいかわらず東京(羽田・成田)発着便が混雑しています。早めのご予約をお勧めいたします。
中国線では、31日からはじまる旧正月時期は非常に混んでおり空席がありません。最近のトレンドとして、韓国系航空会社が比較的安価に推移していることに加え、中国の地方都市まで路線網を拡充していることから、中国系航空会社よりも韓国系が選ばれるケースも増えています。
新規就航路線として、札幌-ソウル間でティーウェイ航空が運航開始しました。これからの季節は、インバウンド需要が拡大します。また、3月下旬は仙台-上海、北京に中国国際航空が復活する予定です。東北~中国間の移動が活性化されることを期待します。
1~3月の東南アジア線は、あいかわらず中国系航空会社が圧倒的に安い価格帯で人気を集めています。旧正月時期(1月31日前後)は中国の方の移動が多く席は取りにくくなりますが、それ以降は学生・卒業旅行などでもお買い得な商品となります。ただし、遅延や欠航などのトラブルも多いので、余裕を持ったスケジューリングをお勧めいたします。
日タイ線では、タイ国際航空は基本的に公示運賃(PEX)のみとなっていましたが、ここに来て中部路線で格安航空券が販売されるようになりました。今後も需給バランスによっては、格安航空券(IT運賃)復活の動きがあるかもしれません。
フィリピン航空は東京~マニラ便を1日3便に増便しました。また、3月末からはセブパシフィック航空が、東京・中部-マニラへ就航します。マニラの供給座席数は一気に増加しますので、キャンペーンの設定がされやすくなるでしょう。なお、フィリピン航空の安価な公示運賃(PEX)は発券期限が短時間であったり、受託手荷物も1個までなど、通常の公示運賃より制約が大きいので注意が必要です。
1-3月の北米路線は、デルタ航空、アメリカン航空を中心に安価なキャンペーン商品が発表されています。関東圏以外のお客様は、各ご地元空港からソウル経由の大韓航空、アシアナ航空、または中国系航空会社を利用すると安価になります。また、東京経由アメリカン航空で北米へ行くルートも有効な選択肢です。東京までの国内線は、日本航空がアライアンスを組んでいるため安価で利用できます。
ハワイ線は、日本からの渡航者が安定的に多い路線です。現地のホテルなどの慢性的な混雑でホテル価格は高騰しています。すでに3月まで予約状況は好調なため、航空会社のキャンペーン設定は出にくいでしょう。また、ゴールデンウィーク、夏休みの動きはすでに活発化しています。enaではホテルと航空券のお得なセット割を行っていますので、ご予算にあう商品が見つけられれば、早めのご予約が絶対お得です。価格は残席数によって変動しますので近づけば近づくほど価格は高くなります。
1-3月は、ヨーロッパがオフシーズンとなり、ヨーロッパ系航空会社でダイレクトにお手ごろ価格で渡航することが可能となります。今年は例年以上にヨーロッパ系航空会社で安価な価格設定がございます。ヨーロッパ系航空会社に対抗し、中東系航空会社のトルコ航空、エミレーツ航空はさらにそれを下回る価格設定をしています。高品質で近頃定評のある航空会社ですので、ぜひご利用ください。ヨーロッパと共に経由地のイスタンブール、ドバイを観光されるのはいかがでしょうか?
今年のゴールデンウィークの動きもすでに活発化しています。4/26・29出発、5/6帰着をご希望される場合は、今なら取れます!お早目のご予約をお勧めいたします。
中東は、学生・卒業旅行に人気な方面であり、中東系航空会社を中心にキャンペーンを設定し、集客をはかっています。政情安定化と比例して、渡航者数の増加が期待されます。
中南米は、オンシーズンとなりますので、価格が上昇傾向にあります。今年学生旅行の一番人気は、ボリビアのウユニ塩湖です。また本年はワールドカップ・ブラジル大会があり、早くも6月のブラジル行き問い合わせが増えてきました。これから4月以降の料金発表となりますが、航空券の手配は今でも可能です。出発が近くなるほど、空席がなく料金が高くなることが予想されますので、渡航予定の方はお早目の手配をお勧めいたします。
オセアニアは、現在オンシーズンのため、安価なキャンペーンが設定されにくい時期です。留学でご渡航される場合には、大韓航空がお勧めです。1年間有効で現地にて変更可能な航空券がお手頃価格でお買い求めいただけます。
ミクロネシアは、3月後半の春休みを中心にファミリーでのご渡航が多くなります。この時期は、座席がとりづらくなりますので、料金差の少ないビジネスクラスでラクラク旅行もよいかもしれません。3月前半までは、座席は充分あり安価なキャンペーンが出やすい時期です。