路線別の2018年10月現在の概況です。各方面お買い得な時期や今後の傾向などの情報が満載です。
<仕入・マーケティンググループ部長 飯島正人>
韓国線は、訪日需要が落ち着いており、他時期と比較し日本発の座席が安価で購入可能となっています。地方発はLCCの台頭により、以前と比較して価格が値下がりしており、お買い得価格で渡航できます。ソウル、プサン以外にもテグ、ムアンなど韓国の地方都市へのフライトも増えており、新たな韓国の魅力に触れることができるでしょう。
台湾線は、変わらず双方向の需要が高く、慢性的に混雑している路線です。時限的にLCCはキャンペーン料金を設定するケースがありますので、その時が狙い目です。混雑する日程は、早めの購入をお勧めします。
中国線は、訪日需要が活況であり、幹線の機材大型化や新規航空会社による地方都市への就航が相次いでいます。日本発においては、供給座席数の増大により価格が値下がりしており、お買い得商品が多くなっています。
新規就航として、チェジュ航空が2018年10月28日より成田→テグ線の就航を予定しています。
東南アジア線は、LCCのシェア拡大により全体的に価格競争が激しくなっています。人気の東京-バンコク線においては、エアアジア、スクート系の3社が5便の直行便を運航しており、価格競争に拍車をかけています。直行便以外においても、中国系、韓国系LCCなどが安価に設定しており、魅力的な価格にて購入が可能となっています。
新規就航として、LCCのベトジェットエアが2018年11月8日に関空→ハノイ線、12月14日に関空→ホーチミン線の就航を予定しています。
また、ベトナム航空が10月28日より関空→ダナン線、ノックスクートが10月29日より関空→バンコク線、タイ・エアアジアが10月30日より中部→バンコク線の就航を予定しています。
ヨーロッパは、オフシーズンとなり価格の値下がりが期待できます。前述した中国系航空会社の供給座席拡大により、日中線の確保がしやすくなり、ヨーロッパ行きの価格において、圧倒的な価格でのプライスリーダーとなるケースが多くなっています。ヨーロッパへ直行便を運航している各航空会社においても時限的なキャンペーンが多くなる時期となりますので、そちらを狙って購入することも賢い購入方法の1つとなります。