路線別の2018年12月現在の概況です。各方面お買い得な時期や今後の傾向などの情報が満載です。
<仕入・マーケティンググループ部長 飯島正人>
韓国線は、訪日需要が回復しており、日本発韓国行きの価格が上昇傾向となります。LCCは増便傾向にあり、キャンペーン価格が間際出発まで設定されており、お手頃価格で購入ができます。ただし、キャンペーン価格は受託手荷物が有料となるケースもありますので、注意が必要です。
台湾線は、日本・台湾双方向ともに需要が高く、慢性的な混雑が続いています。LCC各社が週末のみ時限的なキャンペーン価格を設定しますが、設定座席数自体が少なく、すぐに完売となるケースが目立ちます。日程が決まったら、即購入されることをお勧めします。
中国線は、訪日需要の拡大により機材の大型化や路線拡充をしています。供給座席は増加傾向となりますので、日本発の出発地、日程によってはお買い得な価格が目立ちます。旧正月が2月5日となります。毎年旧正月前後日は混雑しますので、日程が決まりましたら早めの購入をお勧めします。
新規就航路線として、エアアジアⅩが1月30日より関空→台北線、中国南方航空が2019年2月01日より中部→広州線、エアアジア・ジャパンが2月1日より中部→台北線の就航を予定しています。
東南アジア線は、LCCの就航とシェア拡大により全体的に価格が値下がり傾向にあります。人気の東京-バンコク線においては、タイ・ライオン・エアの直行便就航により、バンコク経由プーケット、チェンマイなどタイ国内行きでも魅力的な価格が設定されています。LCC特有の時限的なキャンペーンに合わせ、FSC(フルサービスキャリア)もキャンペーンを設定する傾向が見受けられるので、各航空会社の価格設定を確認するのが賢い購入方法となります。
関空については、2018年9月の台風21号による影響で封鎖となり、一時期的に運航数は減少しましたが、現在は需要の回復によりほぼ以前の状態へ戻りました。さらに需要の拡大と比例して、増便、新規就航が期待されます。
新規就航として、タイ・ライオン・エアが2019年1月16日より中部→バンコク線(ドンムアン国際空港)、日本航空は2月01日から羽田→マニラ線、エアアジアⅩが3月01日より福岡→クアラルンプール線、ロイヤルブルネイ航空が3月15日より成田→バンダルスリブガワン線、ガルーダインドネシア航空が3月24日より中部→ジャカルタ線の就航を予定しています。